マルコ・カルネセッキ

選手紹介
名前マルコ・カルネセッキ(Marco Carnesecchi)
生年月日2000年7月1日
国籍/出身イタリアリミニ)
身長193cm
ポジションGK
所属アタランタBC

セリエAでの出場を強く望みたいジンゴニア産のハイグレードキーパー

プレー動画          

経歴             

■2000-2017年(幼年期~チェゼーナ)

彼はイタリア共和国のアドリア海に面したリミニにて生まれ育っており、父親のダビドはアマチュアながら選手として活動していたゴールキーパー以外のポジションをこなすことができるユーティリティプレーヤーだったようだ。そんな父を持つ彼は地元のアマチュアクラブであるSSDベッラリーヴァ・ヴィルトゥスにてキャリアを始め、当初はストライカーとしてプレーしていたという。しかし、ある日チーム内にてゴールキーパーが不在となったことから試しにゴールキーパーとしてプレーすると、自身の本能・アドレナリンがポストの間にいることと噛み合っていることに気付き、以降はゴールキーパーとしてのキャリアを歩むことになっている。その後、A.S.D.サンタエルメーテにて一時期所属していたが、程なくしてエミリア・ロマーニャを代表するクラブの一つであるA.C.チェゼーナの下部組織に加入した。

チェゼーナではエミリアーノ・デイやカルロ・マグナーニといったプロの舞台を経験したコーチ陣によって指導されていたが、当時は身長がゴールキーパーに求められる水準にまで成長しておらず、ほとんどの試合でベンチに甘んじる生活だった。そのため、一度はポジションを変更することも考えていたが、父ダビドが「諦めるな」と言ったことで道を外すことはなかったという。こうした苦境が訪れながらも、1年で約15cmも身長が伸び始めた時期から正守護神としての座を確立すると、U15カテゴリからはこれまでに出場できなかった鬱憤を晴らすかのような活躍を見せたことで、アタランタからのオファーが届くまでに成長を遂げることとなった。2016/17シーズンはU17カテゴリにおいて19試合28失点(うち、4試合での無失点)と、プリマヴェーラ(U19)で唯一出場した試合を無失点に終える結果にてチェゼーナを後にしている。

 
 
 
 
 
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■2017-2019年(アタランタBC)

アタランタからのオファーが届いた際、数日間は本当のことではないと疑っていたが、電話にて「明日、契約のためにジンゴニア(アタランタのトレーニング施設)に来てほしい」と伝えられたタイミングでようやく確信に変わったという。このオファーに対しては選択を悩むことはなく、様々なゴールキーパーがプロ選手となったアタランタに加入できることは家族にとっても喜ばしいことであった。

ただ、地元のリミニから約350km離れた内陸部のベルガモでの生活に最初は慣れず、毎朝の起床時にアドリア海の絶景を見ていた彼にとっては、海が見えない生活とガールフレンドと会えないことは大きな障壁となっていた。それでもアタランタに来た目的を理解していた彼はくすぶることはなく、初年度の2017/18シーズンはプリマヴェーラ1(イタリアU19リーグ)を中心にアタランタ・プリマヴェーラの正守護神として32試合38失点(うち、8試合で無失点)の成績でチームに馴染んでいる。

翌2018/19シーズンもアタランタ・プリマヴェーラとしてプレーすることが決まると、デヤン・クルゼフスキ、アマド・ディアロエブリマ・コリーロベルト・ピッコリといった黄金世代を最後尾から支えており、レギュラーシーズンでは23試合27失点(うち、6試合で無失点)の成績で優勝を果たすと、ファイナルステージではイタリアU20としてU20ワールドカップに出場していたため欠場となっているが、彼が不在のなかでアタランタ・プリマヴェーラは約20年ぶりとなるプリマヴェーラ制覇を達成している。

■2019-2021年(トラーパニ~クレモネーゼ)

2019年夏、アタランタのトップチームに割って入るまでには層が厚かったことから、プロとして経験を積むためにセリエB(イタリア2部)の昇格組であるトラーパニ・カルチョに期限付き移籍することが決定。2019年8月のコッパ・イタリア、2回戦となるピアチェンツァ戦でデビューを飾り、セリエBの舞台でも第4節以降は不動のゴールキーパーとして定着していた。しかし、昇格組ということや給与の未払いといった内部情勢が安定していない状況がクラブに蔓延っていたため、常にシュートを浴びるような試合が続いたことから33試合52失点を喫している。それでもキエーヴォやベネヴェント、クロトーネといったセリエA(イタリア1部)への昇格を争っている上位陣を相手には無失点の活躍を見せるなど、結果的に7試合はクリーンシートであった。トラパーニとしては18位の成績にて降格(処分により4部リーグへの降格)となっている。

セリエBにて経験を積んだことにより、2020/21シーズンはアタランタのトップチームに組み込まれているが、ピエルルイジ・ゴッリーニとマルコ・スポルティエッロに次ぐ第3GKを争っている状況では出場機会が皆無であったことで、2021年1月の移籍市場にてセリエBのUSクレモネーゼに期限付き移籍することを選択。降格圏内の17位に位置するクレモネーゼでの移籍後初戦となったペスカーラ戦をいきなり無失点に抑えると、LRヴィチェンツァ戦での累積欠場を除いた全20試合に出場しており、失点数は降格圏内にいたチームでは異例の18失点を記録し、うち7試合でクリーンシートを達成するという驚異的なパフォーマンスにてクレモネーゼの降格危機を文字通り救っている。

代表歴            

チェゼーナに所属していた際に招集されたイタリアU17を始め、各世代別代表の常連選手としてイタリアを代表している。イタリアU19としては2019年のU19欧州選手権にてキャプテンとして出場し、2019年5月のU20ワールドカップではアレッサンドロ・プリッツァーリが出場しなかった日本U20戦を無失点に抑え、3位決定戦のエクアドルU20戦では120分の延長戦にて1失点を喫するも出場した大舞台での2試合で許した失点数はわずか「1」であった。こうしたプリッツァーリとの相対的な活躍からイタリアU20では正守護神の座を奪っており、2021年3月のU21欧州選手権でも準々決勝でポルトガルU21に敗れるまでの全試合に出場している。

 
 
 
 
 
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移籍の噂           

アタランタとは2023年6月末までの契約を残しているが、2021/22シーズンをどこでプレーするかについては決定していない。昇格組のUSサレルニターナやヴィネツィアFCが揃って彼の獲得に関心を示しており、パルマも動くなどセリエAで戦う可能性も残されているが、直近の報道ではセリエBの残留しているUSクレモネーゼとのローン期間延長の可能性が高いようだ。

プレースタイル        

193cmのゴールキーパーとして利点の大きい長い手足による守備範囲や、安定した重心で屈強な大人を相手にも引けを取らない強さを持っている。現代のゴールキーパーに求められる足下のテクニックは非凡なものがあり、かなり大柄な体格だが反射神経が鋭く、短距離からのビッグセーブを連発するようなゴールキーパーだ。ジャンルイジ・ブッフォンを尊敬しており、ブランド力の高いイタリア産ゴールキーパーとしての風格が徐々に彼にも漂っており、セリエAの舞台でプレーすることでより成長を遂げることが予想されるだろう。

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