名前 | マルツェル・ラトニク(Marcel Ratnik) |
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生年月日 | 2003年12月23日 |
国籍/出身 | スロベニア(ムルスカ・ソボタ) |
身長 | 187cm |
ポジション | CB/RSB |
所属 | NKオリンピア・リュブリャナ |
※Marcelはマルセルとも表記される
スロベニアを代表する若きセンターバックのホープ
プレー動画Zadetek, ki je odločil ljubljanski obračun – junak mladi Marcel Ratnik! #prvaligatelemach @nkolimpija @NKBravo @PrvaLigaSi pic.twitter.com/EHLCWgaBr5
— Sportklub Slovenija (@Sport_Klub_Slo) July 31, 2022
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経歴
■2003-2018年(幼年期~NKマリボル)
スロベニア共和国の北東部で栄えるムルスカ・ソボタ。歴史的には旧ユーゴスラビアの最北端の町としても知られるような地域にて彼は生まれ育っている。初期のキャリアはムルスカ・ソボタを本拠地とするNSムラに所属しており、2016/17シーズンまでを同クラブの下部組織にてプレーすると、最終的には13歳ながらU15カテゴリで25試合6得点の成績を残していた。これらの活躍からスロベニア国内の強豪クラブであるNKマリボルへの移籍を実現させている。
マリボルでもムラと同様に14歳ながらU15カテゴリに組み込まれており、加入1年目の2017/18シーズンに26試合9得点を記録。充分すぎるパフォーマンスであったがマリボルでプレーしたのはこの1シーズンのみであり、短期間での退団理由に関する情報は現在では明かされていない。その後、次の所属先となったのが最大のライバル関係にあるNKオリンピア・リュブリャナであり、15歳の誕生日にあわせて契約を締結した。
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■2018-2022年(NKオリンピア)
オリンピアではU17カテゴリから始まるも、1年後にはU19でも出場機会を伸ばしながら優秀な成績を収めると、2021年3月には最初のプロ契約を締結。2021/22シーズンよりトップチームを中心として生活が始まり、2021年7月の1.SNL(スロベニア1部)第2節となるNKラドムリェ戦にてプロデビューを達成している。
デビューシーズンではサボ・ミロシェヴィッチ、ディノ・スケンデル、ロベルト・プロシネツキの順で指揮官の変更があるなど出場について不確実な状況であったが、スケンデルとプロシネツキの指揮下ではフル出場の起用も増えるなど、17試合(1134分)に出場。2022/23シーズンよりアルベルト・リエラが就任すると、ポゼッション型を志向する指揮官からの信頼を確実なものとし、5シーズンぶりのリーグ優勝に向けて首位を独走するチームの顔となっているところだ。
代表歴
2018年5月に開催されたトルネオ・デッレ・ナツィオーニ2018では、スロベニアU15の優勝に貢献しており、以降の世代別代表でも順当に選出されている。U19までは飛び級ながら代表キャプテンを務めるほどの信頼を寄せられており、2022年9月には18歳でスロベニアU21の試合にも出場した。これからのスロベニアサッカー界をリーダーとして牽引していくことが期待されるだろう。
移籍の噂
現時点では移籍に関する具体的な噂は報じられておらず、オリンピア・リュブリャナとは2025年6月末までの契約を残している。オリンピアが財政的な面でお金を必要としていることもあり、2023年1月の移籍市場での退団が噂されるも、彼はリーグ優勝に向けて専念するとして今後のことについては考えていないと答えた。
プレースタイル
本職をセンターバックとしているが、右サイドバックでの起用も可能な汎用性を持ち、アルベルト・リエラが志向するポゼッション・スタイルにおいて安定したビルドアップを行えることを強みとしている。ユースカテゴリで培われたリーダーとしての才能も持つなど、スロベニア国内の同世代と比較すると高水準なレベルにある選手といえる。
22/23シーズンでは20試合16失点(うち14試合を無失点)の強固な守備を形成する1人として評価されているが、とある2試合で計10失点を喫した場面では、1つのミスから立ち直れずに総崩れするなど精神面での成長も必要だろう。また、187cmの身長を持っているが、細身の18歳であるためフィジカルの完成形には程遠く改善が必要だ。