名前 | リアム・デラップ(Liam Delap) |
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生年月日 | 2003年2月8日 |
国籍/出身 | イングランド(ウィンチェスター) |
身長 | 186cm |
ポジション | CF |
所属 | マンチェスター・シティ |
度重なる負傷でチャンスを得ている二世プレーヤー
プレー動画
経歴
■2003-2019年(幼年期~ダービー)
彼の父親は「人間発射台」と呼ばれる驚異的なロングスローでプレミアリーグを席巻したロリー・デラップであり、サウサンプトンに在籍していた際の子どもであるため、サウサンプトンから約20km離れたウィンチェスターにて生まれている。そんな彼はダービーシャーにあるターンディッチ小学校に通っていたため、父がストーク・シティに在籍ながらも、自宅から近い父の古巣でもあったダービー・カウンティのアカデミーにてキャリアを始めていた。
加入当時は週末に父が所属するストーク・シティのユニフォームを身にまとって観戦に訪れるような生活であったが、父の引退後はダービー・カウンティでのアイデンティティを感じながら、2015年からの約3年間は父もダービー・カウンティのユースコーチを勤めるなど直接指導を受けるカテゴリではなかったがユースカテゴリを駆け上がっていた。
2018/19シーズンは主にU16カテゴリでのプレーであったが、2018年8月に行われたU18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)第2節のエヴァートンU18戦にて15歳ながらデビューを飾っており、ルイ・シブリー、モーガン・ウィテカー、ジェイソン・ナイトに代表されるダービー黄金世代にも引けを取らないポテンシャルで、同シーズンはクラブ初となるリーグ優勝を経験した。
■2019-2020年(マンチェスター・シティ)
ダービーでのキャリアが期待されていた彼であったが、10年間を過ごしたダービーを離れること決断し、2019年7月に現在のマンチェスター・シティに移籍。マンチェスター・シティU18として2019/20シーズンを迎えると、U18プレミアリーグでは11試合で7得点/6アシストの成績を収め、2019年11月にはレスターU23戦にてマンチェスター・シティU23のデビューも果たすなど新型コロナウイルス感染症でユース大会が中止となるまで印象的な活躍を初年度から見せていた。
2020/21シーズンに向けたプレシーズンキャンプではトップチームに帯同していた彼は、新たなシーズンをU23カテゴリにて過ごすことが予想されながらも、2020年9月24日のEFLカップ3回戦となるボーンマス戦にてスターティングメンバーに大抜擢されデビューを飾り、同試合では先制点となる初得点とフル出場を記録するプレーで大役を見事に勤め上げている。
2020年9月27日のプレミアリーグ第3節 レスター・シティ戦では念願のプレミアリーグの舞台に立っており、セルヒオ・アグエロとガブリエル・ジェズスの離脱期間中には彼の出場機会も増えることが予想されている。このチャンスでいかに結果を残すことができるのか、注目すべきだろう。
代表歴
父はアイルランド代表であるが、彼は生まれたイングランドの世代別代表でプレーしている。イングランドU16では2019年1月にトルコで開催されたメルセデス・ベンツ・エーゲカップのトップスコアラーとして優勝に貢献、2019年9月にはイングランドU17でのデビューも飾っている。
移籍の噂
マンチェスター・シティとは2023年6月末までの契約を残している。
プレースタイル
186cmのフィジカルでターゲットマンとしての役割を果たすストライカーであるが、長身ながらスピードとスキルにも優れており、動き出しの質やトップリーグでも通用する体の使い方など17歳とは思えないオールラウンダーな完成度と安心感を持っている。当然だが守備のタスクや連携面の不備、ややボールを保持しすぎる部分は17歳らしさのある選手であるため、ある程度は長い目で見る必要があるだろう。彼が父のようにロングスローを投げられるのかは不明だ。