名前 | キエル・スヘルペン(Kjell Scherpen) |
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生年月日 | 2000年1月23日 |
国籍/出身 | オランダ(エメン) |
身長 | 204cm |
ポジション | GK |
所属 | FCエメン |
※キェル・スヘルペン、キエル・シェルペンとの表記も考えられる
204cmの巨体を武器にクラブの歴史に名を刻む若き守護神
プレー動画
経歴
2000-2018年シーズン(VVエメン~FCエメン)
オランダ東部ドレンテ州の基礎自治体であるエメンにて生まれ、地元のアマチュアクラブ “VVエメン”でキャリアをスタートさせた。彼の父 ”ヘルマン・スヘルペン”もFCエメンでプレーした経歴を持つ選手であり、現在はVVニーウ=バイネンのマネージャーを務めるなど指導者として活動している。また、母もハンドボールチームのゴールキーパーでありスポーティな家族の下で育成された。2011年からプロクラブとなるFCエメンに加入すると、2016年9月のKNVBカップでは16歳ながらベンチ入りを果たした。2017-2018年シーズンに入り、U-19での活動を経てFCエメンのトップチームに昇格をした彼は、エールステ・ディヴィジ(オランダ2部リーグ)第12節のヘルモント・スポルトとの試合でトップチームデビューを飾っている。同シーズンではその1試合の出場であったが、クラブとしては設立から初のエールディヴィジへの昇格を果たしており、クラブの歴史に名を刻んだ。
2018-2019年シーズン(FCエメン)
エールディヴィジに昇格を果たしたクラブにおいて、歴史的な開幕戦となったADOデン・ハーグを相手にサプライズ起用されると1失点のみに抑え、初勝利に大きく貢献。エールステ・ディヴィジでは31歳の経験豊富なデニス・テルヘンカンプが守護神としてゴールマウスを守っていたが、そんな彼を抑えてチームの新たな守護神に抜擢された。チーム・リーグの特性上、12試合で26失点と彼を批判する声も少なからず見られるが地道に育てていくことが重要だろう。チームを残留に導けられるかに注目だ。
代表歴
2018年9月にエルウィン・ファン・デ・ルーイが率いるU-19オランダ代表に招集を受けており、現在はそこでプレーをしている。クラブでは失点数が目立つ彼だが、U-19オランダ代表では現時点で出場した4試合においてわずか1失点と目覚ましい活躍を残している。
移籍の噂
FCエメンのアマチュア選手としてプレーをしていた際には、SCヘーレンフェーンやFCトゥウェンテからの視察を受けていたが具体的なプランはなく残留の道を選択している。 現在のFCエメンとの契約期間は2020年6月30日までとなっており、今後の動向として考えられるのはクラブの降格による移籍だろう。ただ、保有権だけ他のクラブのものとなり、FCエメンにローンにてプレーし続けることも現実的な選択肢だ。
プレースタイル
両親がアスリートという優秀な遺伝子を持つ彼は、204cmという身長で圧倒的な存在感を放つ。広い守備範囲でチームを救うセービングを見せており、18歳ながら素晴らしい経験を積んでいる。彼自身としては大きな身長のメリットは感じているもの、シュートの傾向としては足下を狙われており、そこの改善が必要だと回想。またいくつかの試合ではシュートストップの際にファンブルをしていることからもトレーニングが必要だ。数年後にはオランダを代表するゴールキーパーとして覚醒を遂げるだろう。