名前 | ケヴィン・デンキー(Kévin Denkey) |
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生年月日 | 2000年11月30日 |
国籍/出身 | トーゴ(ロメ) |
身長 | 181cm |
ポジション | CF |
所属 | ニーム・オリンピック |
※ケビン・デンキー、ケヴィン・デンケイなどの表記も見られる
途中交代で結果を残すニームの必殺仕事人
プレー動画
経歴
■ 2000-2017年(幼年期~ニーム・オリンピック)
トーゴの首都であるロメに生まれ育った彼は、地元のFC Kougoumouでキャリアを始めていた。こうした中で2012年より叔父を通してフランスに渡り、Cascol Footballに在籍した後、3日間のテストを経て現在のニーム・オリンピックの下部組織に加入している。当時はオリンピック・リヨンからもアプローチを受けていたが、ニームのディレクターであるベルナール・ブラカール(現在はトップチーム監督)との話し合いもありニームを選択したという。14歳でニームに所属した彼はわずか16歳でU19チームのエースとして活躍し、2017年1月13日のリーグ・ドゥ(フランス2部)第20節 ACル・アーブル戦ではブラカールが率いていることもありトップデビューも飾っている。
■ 2017-2019年(ニーム・オリンピック)
早くしてデビューを飾っていた彼だが、その後の2シーズンはトップチームでの出番は与えられず引き続きU19~リザーブチームで過ごしていた。2018年12月にニーム・オリンピックとの最初のプロ契約を締結すると、年が明けた1月からは期限付き移籍にてリーグ・ドゥのASベジエに加入。出場機会を求めての武者修行として、いきなりデビュー戦となったACアジャクシオを相手に移籍後初ゴールを記録するなど、途中加入ながら11試合での経験を積むこととなっている。約6ヶ月間の修行を経て2019-20シーズンからの復帰が決まった彼は、2019年8月25日のリーグ・アン(フランス1部)第3節 ASモナコにて念願のトップリーグデビューを飾り、その試合では途中出場からわずか1分で値千金の同点弾を記録。翌節のスタッド・ブレスト戦でも同じく途中出場からわずか1分で豪快なバイシクルシュートを決め、チームのスーパーサブとしての立ち位置を確立した。
代表歴
フランスに移り住んでからもトーゴU23などの世代別代表でプレーしていた。そして2018年9月にアフリカ・ネーションズカップ予選に臨むトーゴのフル代表に初招集を受け、同月9日のベニン戦にてフル代表デビューを飾っており、現在もトーゴ代表としてワールドカップ予選を戦っているなど国を代表する選手の1人となっている。
移籍の噂
2018年12月に締結したニーム・オリンピックとの最初のプロ契約では、2021年6月末までの契約期間となっている。まだ市場価値は低い選手のため2019-20シーズンでの活躍次第では争奪戦が繰り広げられる可能性もあるだろう。
プレースタイル
典型的なストライカー気質である彼は、ゴールに対する貪欲な姿勢が評価されており、自身の身体能力を活かした推進力やスピードによって得点を量産することが出来ている。また、知的な部分も持ち合わせているとニームのスポーツディレクター(SD)は語り、2017年当時にインタビューを受けた際には彼自身が自分の特徴として「ビジョン、ゴール前での力と効率性、そして技術的にも優れている」と恥ずかしながらもそう答えた。また、2019-20シーズンの途中出場からの結果を残しているところも、彼が勝負強い選手であり優れた効率性を持っていることを象徴するような出来事となっている。