名前 | フレン・ホン・ゲレーロ(Julen Jon Guerrero) |
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生年月日 | 2004年4月14日 |
国籍/出身 | スペイン(ビルバオ) |
身長 | 185cm |
ポジション | CMF/AMF |
所属 | レアル・マドリード |
バスクの貴公子を父に持つスペイン期待のサラブレッド
プレー動画
経歴
■2004-2020年(幼年期~レアル・マドリード)
彼の名前から察することができるように父親は何を隠そうバスクの貴公子と呼ばれたフレン・ゲレーロ。キャリアの晩年期にて生まれているためビルバオにて幼年期を過ごしている。7歳となった彼は父が2011年からマラガCFのユーストレーニングディレクター職に就いたことで同クラブの下部組織に加入すると、マラガでは既に類稀なセンスを発揮しながらアレビン(U12)では15試合・33得点、インファンティル(U13~U14)でも2シーズン合計で38試合・41得点の得点力でチームを牽引する存在であった。
マラガでは6シーズンを過ごしていたが、2018年より姉がマドリードの大学に進学することや父がスペインサッカー連盟(RFEF)で働き始めたことで本社の所在地であるマドリードに引っ越していた。既に多くのクラブからマークされていた彼はレアル・マドリードの下部組織に加入することもスムーズに行なわれ、最初のシーズンはインファンティルA(U14)でのプレーとなっている。2018/2019シーズンはラウール・ゴンサレスが指導者として最初に率いたカデテB(U15)に昇格すると「Sant Gabriel Cup」ではFCバルセロナを破り優勝を果たしたという。
2019/2020シーズンはレアル・マドリードのカデテA(U16)に昇格しており、リーグ戦では13試合・12得点の活躍でアブラハム・ノブレガに次いでチーム内では2番目の得点数を記録している。
代表歴
2018年10月に父が監督を務めるスペインU15のトレーニングセッションに招集を受けると、同年12月の北アイルランド戦では世代別における代表デビューを飾っている(なお、父もスペインU15における初指揮となった)。2019年4月からは同じく父が率いるスペインU16として出場しているため、現在は親子での共演を見ることのできる貴重な時期といえるだろう。
移籍の噂
彼に対しては絶対に無視することができないクラブがある、もちろんアスレティックだ。クラブ史に名を刻んだレジェンドの息子がラ・ファブリカでプレーしている事実をサポーターが快くは思っておらず、いつかはアスレティックの選手としてプレーすることを夢見ているだろう。ラファエル・アルコルタ(スポーツディレクター)はラジオにて彼がアスレティックに戻る可能性には言及できないと語っているため、現時点ではレアル・マドリードの選手として彼を扱っているという。父と一時代を築いたホセバ・エチェベリアは「アスレティックで歴史を刻んでほしい」と記者会見中に語るなど将来に対しては一層注目が集まっているが、まだ16歳の誕生日を迎えたばかりであるため見守っていく必要があるだろう。
プレースタイル
幼年期の彼はまさしく父親と瓜二つの選手であり、サッカーのDNAは濃く受け継がれていた。利き足は父とは異なる左利きであるが、両足を遜色ない精度でコントロールできる技術力を持っている。カデテBではボランチとしてゲームの組み立てを行なうスタイルを中心としながらも、エリアの近くでプレーすることを好む攻撃的な一面も持ち合わせており、一列前のポジションでは高い得点力と素晴らしい状況判断力、アイデアの豊富さを持った10番のプレーヤーとなっている。サイズ的にも父親を上回り、現在は185cmまで伸びているなど多くのポテンシャルを秘めた逸材だ。