フレン・アギレサバラ

185-189cm,2000,GK,スペイン

名前 フレン・アギレサバラ(Julen Agirrezabala)
生年月日 2000年12月26日
国籍/出身 スペインサン・セバスティアン)
身長 187cm
ポジション GK
所属 アトレティック・クルブ

※ジュレン・アギレサバラとも表記される

守護神不在の穴を埋めるアトレティックの新たな大器

プレー動画

経歴

■2000-2018年(幼年期~アンティグオコ)

美しきビスケー湾に面したスペイン有数の観光都市であるサン・セバスティアン。バスク語でドノスティアとも知られるこの都市にてフレン・アギレサバラは誕生した。育ってきた場所は近隣のエレンテリアという自治体であり、そんなエレンテリアにあるツーリングKEというクラブにてサッカーを始めている。既にゴールキーパーとして初期キャリアから頭角を現していた彼は、シャビ・アロンソやミケル・アルテタ、ユーリ・ベルチチェといったフル代表選手を輩出してきたアンティグオコKEに2014年より加入している。

アンティグオコは長期に渡りレアル・ソシエダとの育成提携を結んでいたクラブ(現在はアトレティックと契約)であり、彼もまたバスク州の世代別代表に選出されるほどの実力者であったことから、2015年段階でズビエタ(ソシエダの練習場)でのトレーニングにも参加していた。ソシエダのユニフォームを着用してトーナメントにも参加するなど契約が近づいていたが、アトレティック・クルブからのオファーも受け取ると2018年夏にソシエダではなくアトレティックに移籍することを決断している。2015年に作成された彼のSNSアカウント(2015年当時)でもソシエダではなくアトレティックをフォローしていたことから、最初からアトレティックのファンであったことが想像できるだろう。

■2018-2021年(アトレティック)

アトレティックの契約期間は4年であり、2年目にはCDバスコニア(Cチーム相当のファームクラブ)、3年目以降はビルバオ・アトレティック(リザーブチーム)に昇格することが事前に決められているような内容であった。1年目の2018/19シーズンはフベニルA(U19)で16試合27失点とクリーンシートがない苦しい始まりとなるも、2019/20シーズンには契約通りにCDバスコニアに昇格し、そこでは18試合18失点(うち6試合で無失点)と本来の実力を発揮している。

2020/21シーズンもビルバオ・アトレティックに無事昇格を果たすと、セグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)第3節のポルトゥガレテ戦にてデビューを達成。アンデル・イル(1998年生)とのポジション争いとなったが、彼がリードするような扱いにて13試合11失点(うち6試合で無失点)と好成績を残していた。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Julen Agirrezabala(@julen26_1)がシェアした投稿

4年目となる2021/22シーズンでは、トップチームからベテランのイアゴ・エレリンが退団したことによりトップチームのプレシーズンに帯同することが発表。開幕戦は東京オリンピックから9日後であり、EUROとオリンピックの両方に参加していたウナイ・シモンでは休暇期間の短さから起用を控える方向にあったことで、誰が開幕戦のゴールマウスを誰が守るかに話題が集まっていた。本来であれば第2GKの扱いとなるホキン・エスキエタが務めると思われたが、指揮官であるマルセリーノは重要なラ・リーガ(スペイン1部)開幕節であるエルチェCF戦にて彼を起用している。

そんなエルチェとの開幕戦では失点を許さない活躍で引き分けに終えると、続く第2節のFCバルセロナ戦でもゴールマウスを守っていた。そこでも1失点で敗戦には導かず、ウナイ・シモンが復帰後も実経験を積むためにビルバオ・アトレティックの試合に出場するなど必要に応じてトップチームの試合に帯同。2021年12月現在はウナイ・シモンとホキン・エスキエタが揃って新型コロナウイルス感染症に罹っているため、復帰までの期間は彼が守護神としてプレーする見通しだ。

代表歴

これまでバスク州代表としてプレーしていた彼は、2021年9月に初めてスペインU21に招集されている。2021年10月のU21欧州選手権予選となるスロヴァキアU21戦にてデビューを果たし、COVID-19を配慮し出場年齢枠の広げられた2023年のU21欧州選手権本戦でも主力となることだろう。

移籍の噂

2021年3月にアトレティックと新たな契約を締結。2025年6月末まで契約期間を延長しながらクラブへの忠誠を誓っている。ケパ・アリサバラガが移籍を決断したように、ウナイ・シモンを狙っているクラブも多いが彼自身は退団を望んでいないためアトレティック内でもポジション争いには絶対的な守護神の存在が壁となるだろう。そのため、ウナイ・シモンの不在時を埋める第2GKとしての立場を受け入れるのか、はたまた出場機会を求めて離れるのか、もしかするとウナイ・シモンから正守護神の座を奪っている可能性もあるのではないか。ちなみにユヴェントスも彼は当時のSNSアカウント(2015年)でフォローしている。

プレースタイル

セービング力に定評のあるゴールキーパーであり、至近距離からのセーブも得意とするが、特にボックスの外からのシュートにはめっぽう強い特徴を持っている。身長は187cmと平均的なボディバランスを持ち、ハイボールの処理も臆せず実行するほか、利き足である左足も優れているような逸材だ。ビルバオ・アトレティックでは積極的に最終ラインを統率する姿や大舞台でも冷静にプレーできるメンタルの強さも見られ、ウナイ・シモンの控えにするには勿体ないような存在感を放っている。トップチームでの経験がさらなる成長に直結するだろう。