ヨナス・ウィンド

選手紹介
名前ヨナス・ウィンド(Jonas Wind)
生年月日1999年2月7日
国籍/出身デンマークビズオウア)
身長190cm
ポジションCF
所属FCコペンハーゲン

※ジョナス・ウィンド、ヨナス・ウィンズなどとも表記される

トップチームで波瀾万丈な時間を過ごすコペンハーゲンの新たな風

プレー動画          

経歴             

■ 1999-2018年(幼年期~FCコペンハーゲン)

デンマーク・コペンハーゲンの郊外にあるビズオウアに生まれた彼は、デンマークで最も有名なセミプロクラブであるBKフレムで590試合のキャップを誇るレジェンド、ペア・ウィンドの息子だ。地元ビズオウアのクラブであるAvedøre Idrætsforeningでキャリアをスタートさせ、2010年から2012年の間をRosenhøj Boldklubでプレーしていた際は、12歳ながらクラブのユースプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに最年少で選出されるなど特出した存在であったという。こうした評判を聞きつけたFCコペンハーゲンが2012年7月より彼の所有権を得ると、彼は現在に至るまで環境に恵まれたコペンハーゲンの下部組織で育て上げられている。コペンハーゲンU17では2015年にリーグ戦 26試合で28得点を記録し、得点王とリーグの年間最優秀選手賞に選ばれると、U19リーグでも勢いそのままに得点を取り続けていた。

そして19歳の誕生日となった2018年2月7日にFCコペンハーゲンと最初のプロ契約を締結すると、2018年2月22日のUEFAヨーロッパリーグ、アトレティコ・マドリードとの2ndレグにてトップデビューを飾っている。レギュラーシーズンを終えた後のデンマーク・スーペルリーガ・チャンピオンシップラウンド(デンマーク1部順位決定戦)では、オールボーBKとACホーセンスを相手に2試合連続ゴールを記録するなど、シーズン途中からの昇格ながらトップチームでは11試合に出場し2得点を記録した。

■ 2018-2019年(FCコペンハーゲン)

2018年夏こそ負傷離脱によって秋までチームへの帯同をしていなかった彼だが、2018年11月から復帰を果たすと、リーグでの復帰戦となった第15節ブロンビーIF戦でいきなりの得点で怪我の影響を感じさせないプレーを見せた。そのままレギュラーシーズンでは5得点を記録すると、迎えたチャンピオンシップラウンドにおいては第29節のブロンビーIF戦から第32節のオーデンセBKの4試合で5アシストを挙げるなどセンセーショナルな活躍を残しチームを優勝に導いている。2019-20シーズンは昨季のチーム最大の得点源であったロベルト・スコフ(現ホッフェンハイム)の後を埋めるべく、リーグの開幕戦から6試合で5得点の好スタートを切り、リーグの月間最優秀選手および最優秀若手選手となっていたが2019年8月にまたしても負傷したことで長期離脱を余儀なくされている。

代表歴            

16歳の頃からデンマークU17としてプレーをしており、そのまま順調にデンマークU21まで駆け上がってきた存在だ。中でもデンマークU19では出場した9試合で8得点という好成績を収めている。

移籍の噂           

具体的な移籍の噂は報じられておらず、FCコペンハーゲンとは2023年12月末までの契約を締結中だ。

プレースタイル        

父であるペア・ウィンドはゴールキーパーであったが、彼は真逆のストライカーを本職とする選手だ。父譲りの190cmを恵まれたフィジカルを持ち、長身ながら足下の技術に長け、また非凡なパスセンスを持っているなど得点力以外にも大きな武器を持っている。意外にも彼から生まれる得点の多くは、長身を活かしたヘディングなどではなく足下での得点であり、シュートセンスと決定力には目を見張るものがあるだろう。負傷頻度が高いのが玉に瑕なのかも知れない。

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