名前 | ジョー・ヒューギル(Joe Hugill) |
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生年月日 | 2003年10月19日 |
国籍/出身 | イングランド(ダラム) |
身長 | 188cm |
ポジション | CF |
所属 | マンチェスター・ユナイテッド |
※ジョー・ハギルとも表記されるだろう
弱小ユースから加入した勝利に飢えたストライカー
プレー動画
経歴
■2003-2020年(幼年期~サンダーランド)
イングランド北東部に位置するダラムにて生まれた彼は、近隣都市のクラブであるサンダーランドAFCの下部組織にて長年育てられていた。Academy of Light(アカデミー・オブ・ライト)と呼ばれるサンダーランドのトレーニングセンターにおいても有望な少年として幼い頃から期待されており、2019年11月には16歳の誕生日から1ヶ月にも満たないながらもU18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)でのデビューを飾っていた。また、そのデビュー戦となったミドルスブラU18を相手には得点も奪っており、2020年2月のプレミアリーグ2(イングランドU23リーグ)においてもデビュー戦となるウェストハムU23を相手にも2得点を奪うなど鮮烈なインパクトを残している。
現在のサンダーランドはユースが非常に弱いことで知られており、彼が昇格した2019/20シーズンの成績で見るとサンダーランドU18はリーグ戦全敗という不名誉な記録を残し、サンダーランドU23も0勝1分17敗でダントツ最下位になるなど彼は勝利に飢えていた。そんな境遇から手を差し伸べるかのようにマンチェスター・ユナイテッドからのアプローチを受け、チームメイトのローガン・パイと共に約33万ユーロの金額にて2020年夏よりマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。
■2020-2021年(マンチェスター・ユナイテッド)
マンチェスター・ユナイテッドに移籍後、ブラックバーンU18戦にて2得点をいきなり奪ったことで自身のメインカテゴリがU23カテゴリであることをアピールすると、同じくブラックバーンのU23チームを相手に再び2得点を奪う活躍で難なく新チームに適応。2021年1月30日のリヴァプールU23戦では4得点を奪うなど、2020年2月14日時点で20試合16得点3アシストと移籍初年度ながら期待以上のパフォーマンスを見せている。
2020年2月にはトップチームの指揮官であるオーレ・グンナー・スールシャールもトップチームに帯同させることを示唆しており、そう遠くない将来にはトップチームでの姿も確認できることだろう。
代表歴
サンダーランドでは飛び級でプレーしていたが、クラブが弱小ということも影響したことでイングランドの世代別代表でのキャリアは見られない。マンチェスター・ユナイテッドでも好調をキープしているが、COVID-19の影響により世代別代表の活動がないため当面はクラブでのプレーに集中すべきだ。
移籍の噂
マンチェスター・ユナイテッドとの契約期間は明らかとなっていない。
プレースタイル
ハリー・ケインと比較される彼は得点感覚に長けた生粋のゴールハンターであり、優れた足下の技術と左右両足での高いシュートセンス・決定力、裏のスペースへの駆け引きといったポジショニングなどに定評を持っている。188cmとフィジカルポテンシャルを秘めているが、現時点では細身な体格が顕著であり、ゴールシーンの多くは体格を活かしたゴールではないなど、長い手足のリーチを駆使した部分だけが目立つ。言い回しを変えるのであれば体格に物を言わしていないため、トップチームでも通用するフィジカルに成長することでワンランク上の選手に変貌を遂げるだろう。また、マンチェスター・ユナイテッドではサンダーランド時代には培うことができなかった勝者のメンタリティを養うことも期待される。