名前 | イェスパー・リンドストローム(Jesper Lindström) |
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生年月日 | 2000年2月29日 |
国籍/出身 | デンマーク(トストルプ) |
身長 | 181cm |
ポジション | AMF |
所属 | ブレンビーIF |
※イェスパー・リンドストロムとも表記される
ハイブリッドな理想型に進化したデンマークのNo.10
プレー動画
経歴
■2000-2013年(幼年期~ヴァレンスベクIF)
「Jobbe」のニックネームで親しまれる彼は、デンマークの首都コペンハーゲンから15km西に位置するトストルプに生まれており、3歳から地元のトストルプB.70(トストルプFC)でキャリアを始めている。その後、BSIとヴァレンスベクIFという近隣クラブでプレーした後、2013年より現在のブレンビーIF(U13)の下部組織に加入した。
■2013-2020年(ブレンビーIF)
17歳となった2017シーズンよりU19とリザーブの二つのカテゴリで登録された彼は、中盤の様々なポジションで重要な役割を見せ、U19リーグでは19試合5得点、リザーブリーグでも6試合2得点を記録。翌2018シーズンはU19リーグでは収まらないような活躍(17試合11得点)を残しており、2018年11月に行われたデンマークカップのBKマリエンリスト戦では後半35分にシモン・ティブリングとの交代にてトップチームデビューを飾った。
そして2019シーズンよりトップチームへの昇格が決定すると、新たな指揮官として就任したニールス・フレデリクセンの下で起用に応え、2019年7月のオーデンセBK戦ではプロ初ゴールを記録。4日後に行われたUEFAヨーロッパリーグのレヒア・グダニスク(ポーランド)戦では、チームの予選3回戦突破を決定づける延長戦での2得点でヒーローとなった。シーズン途中にはCOVID-19の影響により中断を挟むも、結果的にデビューイヤーで33試合5得点と鮮烈な印象を残している。
3ヶ月後に開幕を迎えた2020シーズンにおいては、開幕から13試合で8得点4アシストと既に昨季を上回るペースで決定的な仕事を見せており、11月のリーグ月間最優秀選手および月間最優秀若手選手に選出されるなど2年目ながらリーグを代表する選手としてブレイクしているところだ。
代表歴
2018年9月にデンマークU19から世代別代表のキャリアをスタートさせると、2020年1月にはデンマークU21、同年11月にはスウェーデンとの親善試合にてデンマーク代表でのデビュー果たしている。このままデンマーク代表を牽引する存在となるだろう。
移籍の噂
2019年夏にはアヤックスからの関心を受けており、現在はトルコのガラタサライによって高いを評価を得ている。夏に2023年6月末までの契約更新を交わしているところだが、1000万ユーロ以内の安価で彼を獲得することは可能だ。
プレースタイル
純粋なボランチとして育成されていた彼は、17歳頃からウィングとセンターフォワードを経験したことで、現在は両方での経験を活かしたハイブリッド型の10番タイプに進化を遂げている。優れたテクニック(右利きだが左足でも快適にプレーできる)を持ち、相手ディフェンスとボランチの間で受けることを意識しながら、フリーでボールを受けたときに多彩なレパートリーで攻撃に彩りを加えることができる。ミドルレンジからの地を這うシュートも彼の大きな武器だ。
また、181cm/63kgと平均的(ウエイトをさらに強化できる余地もある)な物理構造を持っているため、現時点ではデンマークで快適にプレーできているが、よりハイレベルな環境に適応するためのフィジカル強化は課題だろう。試合全体を通してのチームそして自身のコントロール力の低さも指摘されているため改善が必要だと思われる。