イェンス・ペター・ハウゲ

選手紹介
名前イェンス・ペター・ハウゲ(Jens Petter Hauge)
生年月日1999年10月12日
国籍/出身ノルウェーボードー)
身長184cm
ポジションWG
所属ボデ/グリムト

チェルシーでのプレーを夢見るボデ/グリムトの俊英

プレー動画          

経歴             

■1999-2018年(幼年期~オーレスンFK)

ノルウェー・ヌールラン県の都市であるボードーに生まれた彼は、地元を代表するFKボデ/グリムトの下部組織で育てられた逸材だ。ユースではHulløy FCとしてフットサルにも携わりながら順調に昇格を重ね、2016年4月13日に行われたNMカップ1回戦となるIF Fløya戦にてトップデビューを飾っており、同試合では後半19分からの出場ながらハットトリックを記録したことで衝撃的なデビュー戦となっている。

2016シーズンは第7節のストレームスゴトセトIF戦でエリテセリエン(ノルウェー1部)に降り立つと、同シーズンでは16歳ながら途中出場にて24試合に出場し、第15節のIKスタルト戦ではリーグ初得点を記録した。チームが降格を喫したことで2017シーズンはアデコリーガエン(ノルウェー2部)でのプレーとなっているが、昨シーズンを上回る28試合で2得点/13アシストの好成績でチームの1部リーグ復帰に貢献している。

しかし、2018シーズンは出場機会が減ったことで夏の移籍市場にてアデコリーガエンのオーレスンFKに期限付きで加入することを選択。ただ、オーレスンFKでも思うような活躍を残せず彼にとってはプロキャリアで最初とも呼べる不遇なシーズンとなった。

■2019-2020年(ボデ/グリムト)

2019シーズンも中盤戦までは途中交代での出番が多かったが、昨シーズンと違って得点とアシストの分かりやすいアピールを重ね続けたことで、クラブ史上初優勝に向けた大事なシーズン終盤戦ではレギュラーポジションを奪取。リーグ戦では結果的に2位で終えているが、彼にとっては自身の評価を取り戻した有意義なシーズンとなっている(28試合・7得点/2アシスト)。

新型コロナウイルス感染症の影響で予定よりも3ヶ月後に開催された2020シーズンで彼は大ブレイクを果たすこととなる。開幕戦のバイキングFK戦で1得点/1アシストを記録すると、開幕から9試合で6得点/6アシストを記録。昨シーズンに逃したタイトル奪還に向け、開幕から10連勝で好調キープするクラブの顔となっている。この勢いでホーコン・エヴイェンが成し遂げられなかったリーグ制覇を果たしてほしいところだ。

代表歴            

ノルウェーの世代別代表ではU15から常に招集され続けているエリートであり、現在はノルウェーU21でのプレーとなっている。サンデル・ベルゲ、マルティン・ウーデゴール、アーリング・ブラウト・ホーランドなどの若手タレントが育っているノルウェーにおいて、彼もまた同等の評価を得るはずだろう。

移籍の噂           

開幕直前からベルギーのサークル・ブルッヘとの交渉が報じられており、本来であればシーズン途中で加入することが決まりかけていたという。しかし、ボデ/グリムトが好調をキープしていることや、彼自身としてもリーグ優勝に集中したいと明言したことでベルギーでの挑戦を捨て残留することを選んでいる。

それらのことからクラブを去るのはリーグ終了後になると思われ、その頃までにはビッグクラブが引き抜きを企てる可能性もあるだろう。彼が幼い頃から夢見ているクラブはチェルシーであるため、チェルシーからのアプローチなら断れないはずだ。

シーズン移籍先移籍金
2020-21ACミラン500万ユーロ

プレースタイル        

ウィングを本職とする彼は、両ワイドでの起用が可能でありデビュー当時に比べると現在は左ウィンガーとしてブレイクしている傾向にある。先にオランダに旅立ったホーコン・エヴイェンと同様に得点力とアシスト力の両方を兼ね備え、52.3%(2019)の高いドリブル成功率を誇るなどアタッカーとしては十分な要素をいくつも持っている。そして彼には180cm台のフィジカルを有しており、守備の対人戦では66.7%の勝率を記録していることで守備面でも高い評価を得ている。

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