名前 | ヤン・ポール・ファン・ヘッケ(Jan Paul van Hecke) |
---|---|
生年月日 | 2000年6月8日 |
国籍/出身 | オランダ(アルネマイデン) |
身長 | 189cm |
ポジション | CB |
所属 | NACブレダ |
アマチュアクラブからステップアップする小さな漁村の大器
プレー動画
経歴
■2000-2020年(幼年期~NACブレダ)
オランダ南西部に位置した人口5000人程度が暮らす漁村、アルネマイデンにて生を受けている。兄のクラース・ファン・ヘッケ(VVクルーティンゲ所属)と叔父のヤン・ポールトフリートもサッカー選手であるなど、漁村でありながらも身近にサッカーを感じる環境であった。4人兄弟の3男として育っているため兄らを相手に練習を積むと、そんな兄と同じようにJVOZのユースにてクラブキャリアをスタートさせている。その後、2017/2018シーズンの1年間だけVVフスでのプレーを経て、2018年より現在のNACブレダに加入した。
ブレダでの1年目はU19カテゴリから始まりU19エールディヴィジを戦うと、リザーブリーグに所属するU21カテゴリでもプレーしていた。さらには出場こそしていないがエールディヴィジ(オランダ1部)の数試合でベンチ入りをするなど、クラブはエールステ・ディヴィジ(オランダ2部)に降格を喫したが個人としては充実した1年間を過ごしてる。トップチームが2部リーグに降格したことは、結果的に彼の出場機会が増える要因となっており、第2節のヘルモント・スポルト戦でトップデビューを飾ると、2019年末以降はコリン・レスラーの負傷離脱もありセンターバックで定位置を掴み指揮官の期待に応えている。約2年前までアマチュアクラブでプレーしていただけに、彼のストーリーはオランダ国内でも注目を集めた。
代表歴
アマチュアクラブでプレーしていたこともあり、これまでオランダの世代別代表には縁はない。
移籍の噂
既にオランダ国内の1部クラブから公式オファーを受けており、AZとユトレヒトは100~200万ユーロを提示したがクラブは拒否した事実が明らかとなっている。しかし、彼が来シーズンからエールディヴィジに個人昇格することは止められないと思われ、NACブレダと締結している2022年夏までの契約にもバイアウト条項が設定されていないことから交渉次第では移籍も実現するものだと思われる。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
---|---|---|
2020-21 | ブライトン | 200万ユーロ |
2020-21 | ヘーレンフェーン | on loan |
プレースタイル
闘気むき出しの熱いプレーが魅力的なセンターバックであり、189cmの長身により対人戦にも一定の強さを誇る新たなディフェンスリーダーとなり得る存在だ。果敢なビルドアップと機転の効いたミドルパスで攻撃の流れも作るなど、オランダ国内の強豪クラブが手にしたいポテンシャルを秘めている。彼自身はジョン・テリーが好きであり、一部からはステファン・デ・フライやマタイス・デ・リフトに姿を重ねる声もある。