名前 | ジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho) |
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生年月日 | 2000年3月25日 |
国籍/出身 | イングランド(ロンドン) |
身長 | 180cm |
ポジション | LWG |
所属 | ボルシア・ドルトムント |
卓越したスキルで相手を翻弄するスピードスター
プレー動画
経歴
ロンドンにてトリニダード・トバゴ人の両親の下で誕生した。7歳でワトフォードのアカデミーに加入しており、マンチェスター・シティに移るまで約8年近くをワトフォードで過ごした。そして2015年3月、15歳の誕生日を直前に控えた彼に対して、マンチェスター・シティが約6万6000ポンドの手数料を払い獲得をした。シティのトレーニング設備に感銘を受け、クラブの将来を担う存在として期待されていたが事態は一転する。
2017-2018年シーズンのトップチームへの昇格が期待されていた彼は、シティとの契約に合意しており、金額的にもアカデミーから昇格する選手としては史上最高額での契約だったと言われている。しかし、彼は新たな契約におけるプレー時間の保証について不満を持っており、スカラーシップ契約(選手側から契約を解消できる制度)を利用してシティとの新契約に同意しなかった。クラブとの小さな確執のようなことがあったことから、トレーニングにも顔を出さず、2017年夏の移籍市場の最終日である8月31日に約700万ユーロでドイツのボルシア・ドルトムントへと旅立った。
このような出来事があって迎えた2017-2018年シーズン。最初はUEFAユースリーグや、A-ユニオーレン、レギオナルリーガとU-19とⅡチームにてプレーをしていた。既にそこで格の違いをを見せつけると、ブンデスリーガ第9節アイントラハト・フランクフルトとの試合でトップチームデビューを果たしている。その後も小さな負傷期間がはさみながらもリーグ戦では12試合に出場をした。中でも第31節のバイエル・レバークーゼンとの試合では、自身の初ゴールを含む1得点2アシストの活躍を残し、大きな称賛を浴びている。2018-2019年シーズンの彼は、さらなる成長を見せるのか。怪我での離脱が懸念されるプレースタイルなだけに、フルでシーズンを過ごすことが先決だと思われる。
代表歴
自身の出身地であるイングランドの世代別代表を選択している。U-16を経たU-17代表では、2017年U-17欧州選手権において6試合5得点とチームの準優勝に貢献する活躍を残し、現在はU-19でプレーをしている。
移籍の噂
シティを去った際に報じられた、出場機会に対しては貪欲であり、ドルトムントでの出場機会を得られない場合は移籍を検討するだろう。ドルトムントとの契約は2020年夏までとなっており、今後は高額な移籍金にて取引が見込まれる。
プレースタイル
卓越した技術とスピードで相手を翻弄するドリブラー。細かいタッチでの突破を得意としているが、一方でパスセンスに非凡なものを見せる。当然のように球離れの悪さが指摘されるが、それ以上に彼がボールを持った時の期待度は他を凌駕する。