名前 | ジャコモ・ファティカンティ(Giacomo Faticanti) |
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生年月日 | 2004年7月31日 |
国籍/出身 | イタリア(ソーラ) |
身長 | 180cm(※推定) |
ポジション | DMF/CMF |
所属 | ASローマ |
ベテランさながらの安定感を誇るローマの新たな宝石
プレー動画
経歴
■2004-2018年(幼年期~フロジノーネ)
イタリア・フロジノーネ県のソーラに生まれた彼は、ロマニスタ(ASローマのファン)の家庭環境にて育っていた。初めてサッカーを生観戦したのは4歳の頃であり、ホームのスタディオ・オリンピコで行われたASローマとアタランタのカードを観に行った彼は、スタジアム中に響き渡る応援歌や旗に魅了され幼心にも残るような出来事であった。最初に加入したクラブは地元のアマチュアクラブであるASDソラ・カルチョだが、6歳となる頃にはフロジノーネ・カルチョの下部組織に加入している。
ゴールキーパであった兄のフランチェスコ(1999年生)も在籍していたフロジノーネでは、類まれな才能と生まれながらにして持っていたキャプテンシーを武器にチームを牽引しており、フロジノーネU14では地域リーグのタイトル獲得に貢献。これらの活躍からユヴェントスやフィオレンティーナ、ジェノアといったクラブから関心を集めながらも、彼が最も加入を望んでいたASローマに移籍することが決定した。
■2018-2021年(ASローマ)
夢のクラブでの生活は順調そのものであり、初年度の2018/19シーズンにはU15カテゴリのチャンピオンに輝くなど、才能をローマに置いても変わりなく通用することを証明している。2019/20シーズンは飛び級でローマU17の試合にも出場していたが新型コロナウイルスの影響でコンペティションが中断。一時的に活動が制限されていたが、新たな2020/21シーズンはローマU17のキャプテンとして出場するだけでなく、2021年3月からの約1ヶ月間はローマU18でも存在感を表していた。
さらには2021月4月にアルベルト・デ・ロッシ(ダニエレの父親)が率いるローマ・プリマヴェーラ(U19)でのデビューをプリマヴェーラ1(イタリアU19リーグ1部)にて飾ると、第21節のユヴェントス戦ではチームメイトの負傷交代にて初めてハーフタイムでの出場機会を得るなど飛び級が止まらない。
代表歴
2019年2月にイタリアU15の試合に初めて出場すると、7ヶ月後の2019年9月にはイタリアU16のキャプテンとして国際大会でプレーしている。
移籍の噂
16歳となった2020年8月にローマとは最初のプロ契約で可能な最大年数(未成年に対する)である3年契約を締結しており、彼自身はフランチェスコ・トッティやダニエレ・デ・ロッシといったレジェンドのような存在になることを望んでいるため移籍は考えづらいだろう。
プレースタイル
中盤の底に位置するアンカーを中心的なポジションとするインコントリスタであり、最も特徴的なのは16歳とは思えないインテリジェンスでチームに安定感をもたらすようなプレーを得意としている。具体的な身長の値は不明だが、プリマヴェーラの選手と比較しても見劣りしない身長を持っており(細身だが)、セットプレーでもエリア内でのエアゲームに参加するなどフィジカルポテンシャルも充分だ。最終ラインとインサイドハーフのバランスを保ちながら攻守ともに深みを与える姿はベテランさながらの存在を見せるだろう。イタリア国内ではダニエレ・デ・ロッシとセルヒオ・ブスケツをミックスさせたようなスタイルだと掲載した。