フォラリン・バログン

選手紹介
名前フォラリン・バログン(Folarin Balogun)
生年月日2001年7月3日
国籍/出身イングランドニューヨーク)
身長179cm
ポジションCF
所属アーセナル

3ヶ国間で揺れ動くアーセナルの新たなストライカー候補

プレー動画          

経歴             

■2001-2020年(幼年期~アーセナル)

ナイジェリア人の両親との間にアメリカ合衆国のニューヨークで生まれた彼は、2歳の頃よりイギリス・ロンドンに移住した家族ヒストリーを持っている。ロンドンではオルダーズブルックにてプレーしていたところをアーセナルのスカウトであるアラン・ノウルズによって見出され、6週間のトライアウトを行っていた。その際、アーセナルからのオファーが届かない場合に備えトッテナム・ホットスパーとの連絡も取り続けていたが、結果的にアーセナルから正式なオファーが届いたことで10歳の頃よりアーセナルの一員となっている。

2017年4月、15歳の彼はU18プレミアリーグのファイナルステージとなるリヴァプール戦にてアーセナルU18での初キャップを飾ると、2017/2018シーズンからはアーセナルU18への昇格が発表されている。16歳で迎えた同シーズンではU18プレミアリーグにおいて14試合・9得点をすると、2017年9月にはプレミアリーグ2(イングランドU23リーグ)のエヴァートン戦にてアーセナルU23でもデビューを果たしていた。

2018/2019シーズンは彼の名前が広く認知された素晴らしいシーズンとなっており、U18プレミアリーグでは19試合・25得点の驚異的な得点力にてレギュラーシーズンの優勝に導いている。結果的にU23での出場を含めて、同シーズンは28試合・28得点を記録した。これらの活躍から2019/2020シーズンよりアーセナルU23に昇格すると、開幕節となるブラックバーンU23を相手にいきなりのハットトリックで順調な滑り出しを切ると、その後も順調に得点を重ねており、18歳ながら15試合・10得点を挙げている。2019年9月のEFLカップではノッティンガム・フォレスト戦で初のトップチームにおけるベンチ入りを果たしているが、デビューには至っていない。

代表歴            

彼は生誕国であるアメリカと長い期間を過ごしているイングランド、そして両親の祖国であるナイジェリアの3ヶ国間から代表を選択できる権利を持っている。2018年にはイングランドU17~U18に出場しながら、アメリカU18にも選出されているなど将来的な選択に確証が持てない状況だ。彼自身も決めかねていることは認めており、両親に相談することを明らかにしながら今後について決定する見通しとなっている。アーセナルのプレースタイルに似たイングランドの世代別代表でのプレーを楽しんでいるとも語っているため、イングランドが一歩リードしている状況だろう。

移籍の噂           

2019年2月にアーセナルとの最初のプロ契約を締結しているが、その契約期間は明らかとなっていない。彼に対しては2020年1月にACミランとブレントフォードが興味を示しており、実際にブレントフォードは500万ポンドのオファーを提示しているがアーセナルは拒否したことが伝えられている。彼が目指しているのトップチームにおけるデビューであり、2020年5月には自身のInstagramにてプレー集とともに「将来の可能性を見て興奮している」と投稿したことから残留の線が濃厚だろう。期限付きでのプレーも考えられる。

プレースタイル        

ストライカーの資質を備えた注目株であり、アーセナルはピエール=エメリク・オーバメヤンの後継者として考えているという。相手ディフェンスの裏を取ることを得意とし、持ち前の細かなボールタッチにて一瞬の隙を作り出しての冷静なフィニッシュは彼の王道パターンだ。U23プレミアリーグでもマークが厳しくなったことで、空中戦などの物理的なデュエルには苦労しているが、足下に収められる状況が作り出せたならば彼のショータイムが始まる。

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