フィデル・アンブリス

選手紹介
名前フィデル・アンブリス(Fidel Ambríz)
生年月日2003年3月21日
国籍/出身メキシコレオン・デ・ロス・アルマダ)
身長184cm
ポジションDMF/CMF
所属クラブ・レオンFC

底知れぬ可能性を秘めたレオンの至宝

プレー動画

経歴

■2003-2013年(幼年期)

メキシコ中部のグアナフアト州に属する都市レオン・デ・ロス・アルマダ(通称:レオン)に彼は生まれ育っている。父親はかつて3部リーグでプレーしていた経歴を持ち、過去にはアトラスFCからの誘いを受けながらも勉強を優先したことでプロには到達していないが、こうしたフットボールの情熱は息子である彼にも受け継がれていた。幼い頃からボールを追いかけ、3~4歳の頃には台所やリビングだけではスペースが足りなかったこともあり、チームを探すようになったという。

いくつかの地域クラブに所属しながら父親をコーチとして直接指導を受けるようになっており、これまでは遊び程度の感覚であったが8~9歳になると父親は息子に際立った技術があることを周囲からの指摘も含めて実感していた。10歳になると、地域を代表する『クラブ・レオンFC』にてセレクションに参加する機会を得ており、そこで見事に合格を勝ち取ったことで2013年8月より同クラブの下部組織に加入している。

■2013-2023年(クラブ・レオン)

レオンでのトレーニングには異なるクラブハウスに向けて送り迎えをする必要があり、ほぼ毎日の移動にて多くの負荷がかかっていた。また、U13カテゴリに所属していた際には、遠征直後に別選手との交代でチームからの離脱を強いられる出来事によって退団を本気で検討しており、最終的には話し合いの末に残留しているが他のクラブを探すなど、10歳で家を離れた彼にとって順風満帆なキャリアからは遠ざかっていた。

 

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それでも前述の出来事を経たモチベーションのリセットや、15歳になる頃には自分だけでもトレーニング通えるようになるなど前向きな状況となっており、個人タイトルも含めて多くのトロフィーを獲得。2019年前期にはレオンU15からの飛び級でレオンU20に昇格し、2019年10月にはU20リーグでのデビューを達成したほか、翌月には同姓のイグナシオ・アンブリスが率いるトップチームにて16歳7ヶ月9日でのリーガMX(メキシコ1部)デビューも果たすなど、クラブ史に残る若さでの出場は話題となった。

そこからはレオンU20のゲームキャプテンを担いながらトップチームにも積極的に招集されており、2020年の前期リーグでは優勝を経験。後期リーグはチームが失速したことで制覇には至らなかったが、2021年7月に開催されたCDクルス・アスルとのカンペオン・デ・カンペオーネス(スーパーカップ)ではスタメンに抜擢されており、試合終了間際に退場するも大舞台でプレーした自信をつけている。その5日後に開幕した2021年前期リーグからはトップチームを主戦場としながら、2022年頭からの後期リーグより主力へ定着しているほか、2023年6月には38歳の若き指揮官であるニコラス・ラルカモンの下でCONCACAFチャンピオンズカップの初優勝に貢献するなど市場価値を急上昇させているところだ。

代表歴

18歳であった2021年11月からメキシコU20にて活動しており、チームキャプテンとしてCONCACAF選手権(U20)に出場。準々決勝にてグアテマラU20にPK戦で敗れる悔しさを経験するも、彼自身は全5試合に出場するだけでなく2得点を記録した。2023年6月には夏季オリンピックの中間年に開催される中央アメリカ・カリブ海競技大会にも参戦しており、メキシコU23の優勝に貢献している。

 

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移籍の噂

クラブや世代別代表での活躍から既に欧州のクラブが触手を伸ばしている状況にあり、具体的にセビージャ(スペイン)とPSV(オランダ)の名前が報じられている。また、国内ではチーバス・グアダラハラが相応の金額を支払ってでも獲得に前向きであるなど、移籍の可能性は彼に付きまとっている。クラブ・レオンとの残り契約期間は不明であるが、10歳から所属しているクラブなだけに移籍を決断することは簡単でない。

プレースタイル

彼はダブルボランチの一角を主戦場とするミッドフィールダーであるが、センターバックとしても起用されるオプションを持っている。身長は180cm台と平均的な水準にあり、地上戦では読みの鋭さも合わさって強みとしており、激しい中盤の選手としては警告が少ないなどクリーンにボールを奪取することを得意とする。右足が比較的優れているも、左足も同品質で扱うことができるため、ボール保持時には中盤の底から中継点として積極的にポゼッションに関与しながらゲームメイクを行い、広いビジョンと質の高いミドルパスでの展開やラストパスで決定機を演出するパスセンスも強みとしている。

また、GKが前に出ていればハーフウェーラインからでも狙うなど、中~遠距離からのシュートセンスは格別であり、彼のキックの質を証明するかのような際どいコースへの得点も多いほか、セットプレー時にはボックス内でのポジショニングとタイミングの良さからヘディングでの得点も見られるなどゴールへの嗅覚にも優れている。世代別代表も含めてチームのキャプテンとして牽引するリーダーとしての資質も備えているため、次世代のメキシコ代表を象徴する存在になることが期待できる。

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