名前 | デジレ・ドゥエ(Désiré Doué) |
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生年月日 | 2005年6月3日 |
国籍/出身 | フランス(アンジェ) |
身長 | 181cm |
ポジション | AMF |
所属 | スタッド・レンヌ |
特別な存在であることを証明するレンヌの新たな至宝
プレー動画
経歴
■2005-2022年(幼年期~レンヌ)
フランス西部のメーヌ川河畔に位置するアンジェに誕生した彼は、親戚を含めてフットボーラーとしての才能に恵まれているような環境にて育っている。兄のグエラ・ドゥエ(2002年生)、従兄弟のヤン・グボホ(2001年生)とマルク=オリヴィエ・ドゥエ(2000年生)はいずれもプロカテゴリに到達しており、そんな彼らに刺激を受けていたことでボールを蹴ると、5歳でスタッド・レンヌの下部組織に入団した。
[ACADÉMIE] 📝🔝 Désiré Doué (milieu offensif) et Nathan Quinton (attaquant) – deux U13 issus de l’école de foot #RougeEtNoir – ont renouvelé leur confiance en signant un accord de non-sollicitation. 👏🔴⚫ pic.twitter.com/p4SOJpiWk3
— Stade Rennais F.C. (@staderennais) March 12, 2018
そこからはルージュ・エ・ノワール(赤と黒)のユニフォームに袖を通し続け、U13の頃にはプロ契約への道が保証される代わりに他のクラブとの契約が認められない「非勧誘契約」に署名。スタッド・レンヌとの強固な関係性が構築されると、2021/22シーズンには16歳でスタッド・レンヌB(リザーブ)に昇格し、ナショナル3(5部リーグ)の10試合に出場しながら、2022年2月にはトロワAC戦にてリーグ・アン(1部リーグ)でのベンチ入りも果たしている。
2022年4月には約束されていたプロ契約を交わし、ブルーノ・ジェネジオが率いるトップチームに組み込まれるだけでなく、新シーズンの船出となったFCロリアンとの開幕節にてトップデビューを達成。第5節のブレスト戦では初ゴールも奪い、9月上旬には高等学校教育の修了試験であるバカロレアに向けた離脱がありながらも、現在に至るまで多くの出場機会を得ながら新たな才能として認知され始めているところだ。
代表歴
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ファミリーのルーツは西アフリカのコートジボワール共和国にあるが、世代別代表ではフランス代表を選択している。16歳からNo.10を背負ってプレーしているフランスU17では、2022年5月に開催されたU17欧州選手権の優勝にも大きく貢献した。現在はフランスU19に選出されているなど、ワールドカップ後にはフル代表で試される可能性もあるだろう。
移籍の噂
5歳から所属しているスタッド・レンヌとは2024年6月末までの契約を残しており、移籍については数年後の見通しとなるだろう。レンヌでは優れた逸材を3500万ユーロ以下で売却する動きが活発であり、さらなるステップアップのために彼の名前が挙がるようになるのはそう遠くない。
プレースタイル
No.10の役割を担っている右利きの彼は、スペースを瞬時に把握しながら巧みなターンを駆使したボールコントロールとドリブルに長けており、ピッチの様々なところでボールを引き出しながらリズムを与えることを得意としている。また、17歳ながら聡明で冷静な状況判断能力に秀でているため、前線からの組織的な守備でパスコースを消しながらボールを引っ掛ける技術や、ハードワークもいとわない献身性と球際での強さで守備面でも一定の評価ができるだろう。
身長はレンヌの公式サイトで181cmと表記されているが、周囲の選手との対比では170cm台後半の可能性もある。とはいえ、肉体的なバランスもよいため前述したような球際の強さを発揮するなど戦えるフィジカルだ。