名前 | アイオ・アキノラ(Ayo Akinola) |
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生年月日 | 2000年1月20日 |
国籍/出身 | アメリカ(デトロイト) |
身長 | 177cm |
ポジション | CF/WG |
所属 | トロントFC |
キャンペーンでブレイクを果たしたトロントのビースト
プレー動画
経歴
■2000-2014年(幼年期~ブランプトン)
ナイジェリア・ラゴス出身の両親の間にアメリカのデトロイトで生まれた彼は、幼い頃にカナダのトロントに引っ越しており、弟(トム)が生まれたことをきっかけにグレータートロントを形成するブランプトンでの幼少期を過ごしていた。彼が最初にサッカーを始めたのは7~8歳から所属したブランプトン・イーストであり、その頃にはプロサッカー選手を目指すことが運命だったと感じていたいう。
そしてカナダを代表するクラブであるトロントFCのアカデミーに籍を移すと、ニューヨークでのショーケースに招待された際にアメリカ代表チームのスカウティングの目に留まり、U-17ワールドカップに先立ってアメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)が主催するレジデンシープログラムにも参加するほどであった。
■2015-2020年(トロントFC)
トロントFCに加入してから1年後には、USLチャンピオンシップ(アメリカ2部)に所属するトロントⅡ(リザーブチーム)に昇格しており、2016年6月15日のFCモントリオール戦にてリザーブデビューを飾っている。2017年11月にはオランダのPSVアイントホーフェンとの交渉が報じられていたが、翌月にトロントFCとホームグロウン契約を交わすと、2018年7月に行われたMJS(アメリカ1部)第18節のミネソタ・ユナイテッド戦にてトップデビューを果たし、いくつかの試合では得点を奪うなど将来に期待が持たれる存在となった。
彼が本格的なブレイクの兆しを見せているのは新型コロナウイルス感染症からのMJS再開を目指すための大会『MLS イズ・アック・トーナメント』での活躍であり、グループラウンドのD.C.ユナイテッドとモントリオール・インパクトの2試合で5得点(うち、モントリオール・インパクト戦ではハットトリック)を記録したことで一気に注目を集めている。
代表歴
カナダで多くの時間を過ごしているが、世代別代表としてはアメリカ合衆国を代表しており、U-15世代から常にチーム内でも信頼できる得点源としての存在を証明している。U-17世代ではインドでのU-17ワールドカップで準々決勝までの全試合に出場しており、同大会では右ウィングとして1得点・1アシストを記録。2018年9月にはアメリカU-20に招集を受け、2018 CONCACAF U-20チャンピオンシップでの全勝優勝に貢献(7得点を記録)し、2019年5月にはU-20ワールドカップの登録メンバーにも名を連ねた。
アメリカの他、カナダとナイジェリアからもフル代表に向けた連絡が取られているとされ、2018年には本人から「自分に最適なものを判断する必要がある」と語られるなど決断の時は近い。
移籍の噂
2017年にPSVアイントホーフェンとの交渉が報じられていたように、既にヨーロッパのクラブから動向をチェックされていることだろう。トロントFCとは1年間の契約更新オプションが含まれた2020年12月末までの契約を残している。
プレースタイル
センターフォワードとウィンガーの両方でプレーすることが可能な選手であり、最大の特徴としては177cmの身長に対する、83kgのウエイトによる重心の安定したボディバランスだろう。この物理的な強さで屈強なセンターバックとも渡り合い、1vs1でも細かな素早いボールタッチで打開できる技術力を持つなど多方面の才能を有している。