アンドリー・ルニン

選手紹介
名前アンドリー・ルニン(Andriy Lunin)
生年月日1999年2月11日
国籍/出身ウクライナクラスノグラード)
身長191cm
ポジションGK 
所属レアル・マドリード

 スペインでの飛躍が期待されるウクライナ期待の新守護神

プレー動画          

経歴             

ウクライナの北東部に位置するハリキウ州のクラスノグラードに生を受けた彼は、地元のDyusshというクラブでキャリアをスタートさせた。そしてハルキウ州にあるFCアルセナル・ハルキウを経て、2012年よりFCメタリスト・ハルキウのアカデミーへと入団。メタリストでは約3年間を過ごし、2015年よりFCドニプロのアカデミーに籍を移すこととなった。ドニプロでは移籍から約1年の間にU-17、U-19でプレーをすると2016-2017年シーズンからはトップチームへの昇格機会を得る。これにはドニプロの給与未払い等が関連しており、若干17歳のユース上がりの彼が抜擢されたのもシーズン前の移籍事情によるものだとされており、そのような事態に巻き込まれたのは彼にとっては幸いした。第11節のFCカルパティ・リヴィウとの試合でのデビューを皮切りにシーズン終了まで正守護神に君臨し、同シーズンはカップ戦も含めると25試合に出場するなど若くしてトップリーグでの経験を積めることとなったのは大きなチャンスと言えるだろう。結果的にFCドニプロは同シーズンを最後に経営破綻のため3部リーグへの降格処分となったため、チームを離れることになっている。

FCドニプロでの活躍は大きな評価を得ており、彼が次なる場所として選んだクラブは昨シーズンをリーグ3位で終えている近年の躍進が目覚ましいFCゾリャ・ルハーンシクだった。加入1年目である2017-2018年シーズン、開幕戦こそ控えだったものの第2節のFKマリウポリとの試合でデビューを果たすと、第5~6節を除き他の試合ではゴールマウスを守り正守護神の座を手にした。また、同シーズンではヨーロッパリーグの活躍も話題となっており、中でもグループリーグ第2節のアスレティック・ビルバオとの試合でのパフォーマンスは国外の評価を高めた。これらを含む36試合に出場し、同シーズンを終えている。

そして2018年6月22日、彼は約900万ユーロでレアル・マドリードとの6年契約を締結。移籍当初は別のクラブへのレンタル移籍が既定路線だったが、インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)に帯同をすると、後半の始めから投入されたマンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスとの試合においてハイレベルな印象を残し一時はケイラー・ナバスに次ぐ第2GKとしての活躍が期待されていた。しかし、クラブがチェルシーからティボ・クルトワを獲得したことにより彼の立場は一転、ナバスの退団により第2GKとして残留することも噂されていたが結果的にはナバスが残留をしたため、彼は2018-2019年シーズンの1年間を同じくリーガ・エスパニョーラに在籍するCDレガネスへレンタル加入となった。レガネスでは少なからず出場を機会を得られるものだと思われるため、この1年間でどのような成長を遂げるのかに注目だ。

代表歴            

ウクライナU-16、U-17、U-18、U-19、U-21と各世代別の重要な存在としてプレーをしていた彼は、レアル・マドリードへの移籍前となる2018年3月23日のサウジアラビアとの親善試合において19歳40日でウクライナA代表デビューを飾った。このときの出場はゴールキーパーとしてはウクライナA代表史上で最も若い出場記録となっている。これからも国を牽引していく存在になるだろう。

移籍の噂           

レアル・マドリードへの加入前はユヴェントスやインテルからの関心があったが、移籍はまず考えづらいだろう。レガネスでの活躍によって彼の去就は大きく変わることが予想されるが、まずはケイラー・ナバスの去就によるところも大きい。

プレースタイル        

既に19歳ながら60試合以上に出場しているだけに、肝が据わっている。191cmに加え手足のリーチが長く、シュートセーブに一定の評価を得るなど同世代の若手プレーヤーの中でも特出した存在だ。レガネスにおいてはスペインでの経験値もそうだが、語学面でも成長を求められるだろう。彼にとっては有意義なシーズンとなりそうだ。

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