アマラ・ディウフ

管理人推薦選手紹介
名前アマラ・ディウフ(Amara Diouf)
生年月日2008年6月7日
国籍/出身セネガルピキン)
身長174cm
ポジションWG
所属ジェネレーション・フット

特別であることを証明したセネガルの新主人公

プレー動画

経歴

■2008-2023年(幼年期~ジェネレーション・フット)

セネガル共和国の主要都市であるダカールと隣接したピキンに彼は誕生した。父親のアディ・ディウフは選手からの引退後にピキンにてトレーニングセンターを立ち上げた人物であり、そんな父が運営する『FCソーラー』にて初期キャリアを過ごしている。セネガル代表にも選出されたことのあるパペ・シェイク・ディオプを育成したことでも知られる父親から直接の指導を受け、乳児であった頃からボールで遊んでいたという。

そんな彼が注目を集めるようになったのは2017年に9歳で挑戦したダノンネーションズカップ(U12)であり、アメリカで行われる本大会への出場権をかけたコンペティションでは当時8歳ながら7得点を挙げ得点王のタイトルを獲得。ピキーネ1を優勝に導きセネガル代表としての出場権を手にすると、本大会でも印象的な姿を見せたことでセネガル国内の『ジェネレーション・フット』からの関心が届いていた。明瞭なヨーロッパへのキャリアプランを持っている同クラブに移籍することを決断しながら、初めて父親ではないコーチからの指導を受けている。

ジェネレーション・フットで本格的な指導を受けるだけでなく、飛び級にてプレーすることを許された環境を手にしており、そこで衝撃を与えたのが2023年2月にモロッコで開催されたムハンマド6世の名前を冠したトーナメントであった。同大会はU19カテゴリを対象としながらも14歳の彼が背番号「10」を与えられており、レアル・マドリードや開催国モロッコのFUSラバトを次々に破りながら優勝に貢献。多くのスカウトも注目していた場にて評価されるなどセネガルの未来として注目を集めていることろだ。

代表歴

彼のキャリアで特筆すべき事項は世代別代表にもあり、2022年10月に14歳ながらセネガルU17でのデビューを達成。U17アフリカネーションズカップの予選を通過すると、本大会では14歳の若さで主将に抜擢されている。2023年4月末より開催された本大会ではグループリーグのアルジェリア戦にて2得点1アシスト、準々決勝の南アフリカ戦でも2得点を挙げるなど数試合でのMOMに選ばれており、セネガルを決勝の舞台へ導いた末に優勝に貢献。本大会での5得点は2015年にヴィクター・オシムヘンが持っていた大会記録(5得点)に並ぶ結果であった。

移籍の噂

当然ながら欧州の主要クラブから契約を懇願されており、実際にユヴェントス(イタリア)は断られたことも明らかとなっている。父親としてはジェネレーション・フットの選手であることを尊重しているほか、現時点ではジェネレーション・フットとの密接な提携関係にあるFCメス(フランス)が優先されると語っている。現在の年齢は14歳であるため実際に国外挑戦が可能となるのは2026年夏の移籍市場だ。

プレースタイル

左ウィングを定位置としているが、試合中は自由なポジショニングにて攻撃を牽引するアタッカーだ。右足を中心としつつも、父アディは両利きであると称しており、ファーストタッチで相手DFを逆手に取るセンスや細かな切り返しによる打開力などボールの扱いに長けている。また、プレースキッカーとして質の高いボールを蹴ることが可能であり、直接FKも得意とする。

組織的ではない個のアイデアに頼るようなチームコンセプトの下、守備のタスクはほとんど見られず最前線での役割に集中しているため、こうした特例のような扱いからどのように成長できるかは重要だろう。U17では主将を任されるといった年上のチームメイトを相手にもモチベーターとしてチームの顔となっている。

年齢詐称疑惑


こうした飛び級での活躍から年齢を詐称しているのではという疑惑が彼に付きまとっており、一部では2006~2007年生まれの16歳であるとの主張も見られている。しかし、セネガルサッカー連盟やアフリカサッカー連盟は2008年6月生まれとして彼の登録を認めているほか、2017年の当時8歳であった彼のパスポートを公開するなど議論に終止符を打つような情報も開示されているところだ。

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