名前 | アルフィー・ディヴァイン(Alfie Devine) |
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生年月日 | 2004年8月1日 |
国籍/出身 | イングランド(ウォリントン) |
身長 | 1??cm |
ポジション | CMF/AMF/DMF |
所属 | トッテナム |
加入初年度から記録を破るトッテナムの新たな星
プレー動画
経歴
■2004-2020年(幼年期~ウィガン)
イングランドのマージ川沿いに位置するウォリントンに生まれた彼は、父ショーンが1980年代のセント・ヘレンズにてプレーしていたプロラグビー選手であり、ラグビーが街で一番の人気スポーツながらもサッカーに情熱を捧げ7歳から名門クラブであるリヴァプールFCに在籍していた。10~11歳のときには遠く離れた土地での遠征が本当に楽しかったと振り返り、チームメイトとも良好な関係を築いていたが、11歳でリヴァプールからの退団が決定。当時の心境としてはかなり落ち込んでいたという。
退団から4ヶ月後に近郊のウィガン・アスレティックへの加入が決まった彼に転機が訪れる。当初はセンターフォワードとしてプレーしていたが、オールラウンダーな中盤のポジションにコンバートされてから才能が花開き、アカデミーマネージャーであるグレゴール・リコーからも「一緒に仕事をしたなかで、最高の選手の一人だ」と高く評価されていた。
14歳ながらウィガンU18に登録され、15歳の誕生日から2日後にはウィガンU23でのデビューを飾った彼は、2020年6月6日にウィガンとの奨学金契約を締結するなど長期プロジェクトに組み込まれていた。しかし、クラブがCOVID-19の影響にて経営破綻に追い込まれると、前出の長期契約から1ヶ月が過ぎた程度であった7月28日にトッテナム・ホットスパーに30万ポンドで売却され、経営を助けるために彼はウィガンの資金源になるという道を選択している。
■2020-2021年(トッテナム)
加入直後からトップチームのプレシーズンキャンプに帯同しており、2004年生まれとしてはデーン・スカーレットと彼だけが許される特別待遇であった。2020/21シーズンはU18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)からスタートさせているが、途中からトッテナムU23でのプレーが続くなど加入初年度でも才能を証明。しかし、チェルシーU23戦でダニー・ドリンクウォーターに危険なタックルを仕掛け一時は乱闘騒ぎになるなど一発退場と判定された。
ALFIE DEVINE😭😭😭 pic.twitter.com/7sr4OFIjvb
— harry (@thfchxrry) December 14, 2020
2021年1月に行われたFAカップ3回戦となるマリンFC(8部)を相手に後半頭からの出場でトップチームデビューを飾ると、後半15分にはチームの5点目となるゴールを自身のデビュー戦初得点にて奪っている。トッテナム史上最年少出場と最年少得点を一夜にして更新した。
代表歴
2019年12月にはスペインで開催されたスポーツチェイン・カップ(AGSカップ)にてイングランドU16でのデビューを飾っており、日本を相手に0-5での大勝を収めるなど5カ国間で開催されたトーナメントでの優勝に貢献している。2020年はU17欧州選手権に臨むイングランドU17に選出されることも予想されていたが、COVID-19の影響もあり実現していない。
移籍の噂
トッテナムとの具体的な契約内容は明らかになっていないが、プロ契約を締結することが優先されるだろう。トッテナムでの在籍期間は浅いため、機会があれば移籍の線も考えられるだろう。彼はアディダス社とも契約を交わしている。
プレースタイル
彼はボックス・トゥ・ボックスの役割を本職とするオールラウンダーな中盤の支配者だ。広い視野と高い品質を持ったスキル構成によって、16歳という年齢には似つかわしくない成熟度を誇っている。既に彼の年代では飛び抜けた存在であり、粘り強い守備でもチームに貢献する(ドリンクウォーターへのタックルも彼の闘志の裏返しだ)。2列目からの積極的な関与でバイタルエリアでも驚異となり、実際に得点を記録するなどゴールへの直接的な貢献も大きい。今後、フィジカルと精神面をさらに伸ばすことでスティーブン・ジェラードといったレジェンドと肩を並べる存在にもなり得るだろう。