名前 | ヨハン・バカヨコ(Johan Bakayoko) |
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生年月日 | 2003年4月20日 |
国籍/出身 | ベルギー(オーベレルエイセ) |
身長 | 179cm |
ポジション | RWG |
所属 | PSVアイントホーフェン |
魔法の左足を持つファン・ニステルローイの秘密兵器
プレー動画
経歴
■2003-2019年(幼年期~アンデルレヒト)
ベルギー・フランデレン地域のフラームス=ブラバント州に位置するオーベレルエイセ。ブリュッセル首都圏地域との境界線沿いにあるオランダ語が公用語の街にて、コートジボワール人の両親の間にヨハン・バカヨコは誕生した。
初期キャリアを過ごしたのはOHルーヴェンであるが、中等教育に移行するタイミングでクラブ・ブルッヘに加入するも、ブルッヘにはわずか1シーズンの在籍にてKVメヘレンの下部組織に移籍。その後、メヘレンでも2シーズン程度の在籍の末にRSCアンデルレヒトに移るなど、要因は不明だが短期間にて4クラブを転々とするキャリアとなっていた。
アンデルレヒトでは15歳ながらU17カテゴリで活躍するも、欧州内での移籍が解禁される16歳の誕生日を迎えるや、オランダのPSVアイントホーフェンに加入することが発表された。アンデルレヒトでもわずか1シーズンのプレーにて終えている。
■2019-2022年(PSV)
PSVではO17(U17)に組み込まれると、U17リーグでの4試合連続得点を含めた6試合で5得点を名刺代わりに挙げており、2020年に入ると彼の姿はPSV O19(U19)に見られていた。2020年1月のAZアルクマール戦でU19デビューを飾り、第6節のアヤックスを相手にU19における初得点も記録していたが、リーグはCOVID-19の影響により中止になるなど彼の歩みも妨げられてる。
2020/21シーズンではU19リーグから始まるも、第5節のユトレヒト戦でハットトリックを決めてみせたことでシーズン途中からはヨング・PSV(U21)に昇格。2020年11月に行われたエールステ・ディヴィジ(オランダ2部)第11節のFCデン・ボス戦でシニアデビューを飾り、年が明けた2021年以降は継続的な出場機会を得るなど19試合に出場し、1得点3アシストの成績を残している。
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翌2021/22シーズンではユースカテゴリでも指導されたことのあるルート・ファン・ニステルローイが指揮官に就任したことで、彼の才能は大開花を迎える。第9節から6試合連続で得点に関与(ゴール&アシスト)すると、第22節のVVVフェンロ戦では衝撃の4得点を奪っており、その前後の試合でもそれぞれ1得点2アシストを記録するなどとどまることをしらないパフォーマンスが続いていた。
これらの活躍から2022年2月のKNVBベーカー準々決勝(vs NACブレダ)にてトップデビューを飾り、2022年3月にはヘラクレス・アルメロ戦にてエールディヴィジ(オランダ1部)でのデビューも達成。シーズン最終盤もトップチームの試合に出場していた彼は、結果的に2部リーグにて32試合17得点12アシストという輝かしい成績にてオランダ2部のタレント・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど成功を収めている。
代表歴
2018年2月からベルギーU15でプレーしているなど、ベルギーの世代別代表では常連選手となっている。COVID-19の影響を受けながらも順調にU16/U17/U17/U19でのプレーを経た彼は、2022年6月にてU21欧州選手権予選でのベルギーU21としてのデビューも達成した。
移籍の噂
PSVとは2025年6月末までの契約を残している。主要リーグからも関心を集めている可能性は高いが、現時点では残留の線が濃厚だろう。その理由として、ヨング・PSVよりファン・ニステルローイがトップチームの指揮官に就任することや、トップチームの右ウィングである堂安律が退団する可能性、もう一人のノニ・マドゥエケも頻繁な負傷離脱が続いていることによりチャンスを得られる可能性が高いことからだ。
いずれにせよ、2022/23シーズンはトップチームに組み込まれることは既定路線であるため、ファン・ニステルローイの手腕によって彼が新たなスターとしてチームを牽引することも夢ではない。とはいえ、アカデミー時代にクラブを転々としていた事実から移籍に前向きな姿勢を見せることもあるだろう。
プレースタイル
ノニ・マドゥエケと類似性のあるウィンガーであり、右サイドを主戦場としながら得点に多く関与することができる攻撃のスペシャリストだ。トップスピードでのブレないボールコントロールから縦への突破力は当然のこと、カットインからの左足(利き足)でのコースを突いたフィニッシュは最も得意としている王道パターンとなっている。幾度となく見られるパターンであるにも関わらず相手DF&GKが為す術のない高い攻撃性能はトップチームでも輝くことだろう。