名前 | ラスムス・ホイルンド(Rasmus Højlund) |
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生年月日 | 2003年2月4日 |
国籍/出身 | デンマーク |
身長 | 187cm |
ポジション | CF |
所属 | SKシュトゥルム・グラーツ |
※Höjlundはヒュイルント、ホイルントとも表記される
ニューウェーブを感じさせるデンマークのNo.9
プレー動画
経歴
■2003-2022年(幼年期~コペンハーゲン)
父親のアンダースはデンマークの下位カテゴリでプレー歴のある元サッカー選手であり、そんな父親が引退を決断した2月に彼が誕生している。オスカルとエミルの双子の弟たちもボールを蹴っているなど、サッカーが身近にあった家庭において、彼が基本技術を磨いていたのがヘルスホルム・ウセレズIKであった。
同クラブでは2003年生まれのカテゴリではなく、1歳上の2002年世代と常にプレーをしており、10歳までの期間を過ごしている。その後、ブレンビーIFに所属しているが、14歳の頃にデンマークの強豪クラブであるFCコペンハーゲンの下部組織に移籍しており、U15カテゴリからトップデビューに向けて歩み始めていた。
17歳となった2020年2月にU19リーグでのデビューを飾ると、2020/21シーズンはそのU19リーグにて22試合15得点3アシストの大台を記録。2020年10月に行われたデンマーク・スーペルリーガ(デンマーク1部)第6節のオーフスGF戦にてトップデビューを早々にして達成しながら、同シーズンのトップチームでは5試合に出場している。
2021/22シーズンはトップチームに昇格しており、2021年7月のUEFAヨーロッパリーグではFCトルペド=ベラーズ・ジョジナ(ベラルーシ)を相手には後半だけの出場で2得点を記録。その後も途中出場ながら試合数を重ねていたが、1試合平均で20分程度の出場時間ということもあり、徐々に自身のキャリアについて考えていた。そして2022年1月、コペンハーゲンでの32試合で5得点の成績を最後にオーストリアのSKシュトゥルム・グラーツへの移籍が決定している。
■2022年(シュトゥルム・グラーツ)
シュトゥルム・グラーツとしてはジェノア(イタリア)に売却したケルヴィン・イエボアの穴を埋めるための補強として彼をピックアップしており、その期待に応えるようにデビュー戦となったオーストリア・ブンデスリーガ(オーストリア1部)第19節のWSGティロル戦ではいきなりの2得点で鮮烈な印象を残していた。
デビュー戦から最高潮のパフォーマンスを見せたことで、その後の試合も得点へのプレッシャーから開放されるようにして7試合で5得点を記録しているなど、オーストリアの舞台で躍動している状況だ。
代表歴
2018年9月に15歳でデンマークU16の一員になると、その後も飛び級にて世代別代表をプレー。現在はデンマークU19としてU19欧州選手権予選に出場している。
移籍の噂
SKシュトゥルム・グラーツとは2026年6月末までの契約を残しているが、現在の得点ペースの場合だと最短で2022年夏の移籍市場で引き抜かれる可能性も0ではないだろう。シュトゥルム・グラーツは180万ユーロ程度での購入のため、売却に応じる金額としても安価になることが想定される。
プレースタイル
187cm/79kgのフィジカルを誇る怪物味のある本格派のNo.9であり、利き足の左足で豪快にネットを揺らす姿だけでなく、繊細なボールタッチで冷静に決めることもできるような剛柔を使い分ける姿が印象的だろう。基本的にはボックス内で真価を発揮するタイプであり、ディフェンダーとの巧みな駆け引きで侵入しながら決定機を逃さない。