名前 | ダン・ニール(Dan Neil) |
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生年月日 | 2001年12月13日 |
国籍/出身 | イングランド(ヘブバーン) |
身長 | 178cm |
ポジション | CMF |
所属 | サンダーランドAFC |
サンダーランドの復活に欠かすことができない中盤の新星
プレー動画#SAFC Dan Neil – great goal (2 mins) pic.twitter.com/Pqb9T9879K
— Alx (@AS90____) October 5, 2021
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経歴
■2001-2022年(幼年期~サンダーランド)
イングランド北東部の都市州である『タイン・アンド・ウィア』の小さな町であるヘブバーンに彼は誕生した。最初に所属したのは数々のプロ選手がごく初期のキャリアを過ごしたことで知られるヘブバーン・タウンFCであり、そこで基本的なスキルを学んだ後に9歳から現在のサンダーランドAFCに加入している。
⭐️ Dan Neil scored his first professional goal yesterday for @SunderlandAFC!
Dan started his journey at @HebburnTownJnrs 🙌#Hornets 🐝 https://t.co/YGXCUUPgeu
— Hebburn Town FC (@HebburnTown) September 12, 2021
彼が加入した当時のサンダーランドはプレミアリーグ(イングランド1部)の常連クラブとして戦っている時期であり、そんな明るい見通しのあったクラブの下部組織にて才能を磨いていたが、U14カテゴリにてキャリアを脅かす大きな挫折が彼には訪れていた。それがウォリックで行われたU14トーナメントによる膝の負傷であり、身体的にも成長期となる重要な時期ながら、彼は約18ヶ月間の戦線離脱によりプレーすることも難しいような経験を味わっている。
こうしたキャリアを諦めてもおかしくない状況を家族や友人、クラブの支えもあって乗り越えているが、当のクラブは2016/17~2017/18シーズンにかけての連続降格によってEFLリーグ1(イングランド3部)まで沈むなど暗黒期が到来。彼自身は16歳でサンダーランドU18でプレーすると、2018/19シーズンにはプレミアリーグ2(U23リーグ)を舞台に戦うサンダーランドU23を主戦場としており、2018年11月にはわずか数分間であったがEFLトロフィーのモアカムFC戦でトップデビューを飾った。それでも翌2019/20シーズンはトップチームの試合には出場していない。
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2020/21シーズンでは2021年3月のスウィンドン・タウン戦でEFLリーグ1でのデビューも飾っているが、多くの出場時間は得られておらず(7試合:344分)、3年目となるプレミアリーグ2においてサンダーランドU23のキャプテンマークを託されるようになっていた。そのため、2021/22シーズンでは期限付き移籍させることもクラブ内で検討されていたが、彼はこの提案を受け入れることはなく残留を決断。
当初は指揮官のリー・ジョンソンからの信頼を得ていなかったが、EFLリーグ1の開幕節となるウィガン・アスレティック戦で本職の中盤ではなく左サイドバックとして起用されると、慣れないポジションながらフル出場にて勝利に貢献したことは彼のキャリアにおける大きな分岐点であった。その後はリー・ジョンソンからの厚い信頼も勝ち取り、左サイドバックではなく本職のセントラルで認められながら、現時点で35試合3得点8アシストと目覚ましい活躍を残している。
代表歴
イングランドの世代別代表ではU15での出場歴を持っているが、その後は離れながら再び世代別代表に選出されたのは2021年11月のイングランドU20となっている。U20ではエリートリーグのポルトガルU20戦でデビューを果たした。
移籍の噂
サンダーランドとは2025年6月末までの契約を新たに結んでいるが、アストン・ヴィラやバーンリーといったトップリーグのクラブが関心を持っていることが報じられている。ただ、彼自身は幼い頃に見てきたサンダーランドがプレミアリーグの舞い戻ることをサポートしたいと強く語っているため、クラブにとって有益なオファーが提示されない限り退団を願うことはないだろう。まずは今シーズンでのチャンピオンシップ(イングランド2部)への復帰が目標だ。
プレースタイル
セントラル・ミッドフィルダーを本職とする中盤のバランサーであり、高品質なパスセンスやミドルレンジからのシュートを決めることができるなど得点に直結するようなプレーが魅力となっている。リー・ジョンソンは2020/21シーズンの彼を戦術的な部分で改善が必要だと判断したことで、同シーズンでは起用を躊躇していたが、今季の左サイドバックでの起用に応えたことから成長を感じさせ、今では欠かすことのできない存在となっている。
トップチームでの本格的なプレーは現在が1年目というのも驚きであり、リー・ジョンソンは彼を若き日のポール・ガスコインとも比較している。また、有識者からはサンダーランドが輩出したジョーダン・ヘンダーソンに例える声も聞こえた。彼の真価が問われるのはここからであるため、2年目以降のパフォーマンスにも注目すべきだろう。