名前 | ウィルム・ソール・ウィルムソン(Willum Thór Willumsson) |
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生年月日 | 1998年10月23日 |
国籍/出身 | アイスランド(レイキャビク) |
身長 | 191cm |
ポジション | CMF/SMF/WG |
所属 | BATEボリソフ |
ベラルーシの名門へと渡った若きアイスランドの大器
プレー動画
経歴
■ 1998-2016年(幼年期~ブレイザブリクUBK)
アイスランド島南西部のレイキャネース半島の根本に位置する湾岸都市、レイキャヴィークにて彼は生まれている。幼年期のキャリアは不明だが、レイキャヴィークの近隣の都市であるコーパヴォグルをホームタウンとするブレイザブリクUBKでユース時代を過ごしていた。2016年シーズンからはトップチームでもベンチ入りするなど、17歳ながらトップ帯同することが増えてきた彼は、2016年10月1日に行なわれたリーグ最終節のフィヨルニル・レイキャヴィークにてトップデビューを飾っている。
■ 2017-2018年(ブレイザブリクUBK)
2017年シーズンはリーグ開幕前のビカルケプニ・カルトラ(アイスランド国内カップ)で出場機会を多く与えられ、プロットゥル・レイキャヴィーク戦ではプロ初ゴールを記録。続くリーグ戦では序盤こそ出場機会はなかったものの、リーグ後半戦からはボランチの位置で出場することも増え、リーグ戦8試合に出場した。
2018年シーズンは昨季後半からの勢いそのままに、開幕戦から出場を重ねてブレイク。サイドハーフとしての起用により得点力が開花すると、リーグ戦では19試合に出場し6得点を記録、チームとしては首位と勝ち点差「2」により2005年以来の優勝を逃しているも、結果的にはチーム・個人としても躍進したシーズンとなっている。
■ 2019年(BATEボリソフ)
こうしたアイスランドでの活躍により2019年シーズンはベラルーシのBATEボリソフに移籍することが発表。移籍金は約25万ユーロとなるなど無名の若手に対する投資額としては一般的な金額になりながらも、2019年3月から開幕を迎えたベラルーシ・プレミアリーグ(ベラルーシ1部リーグ)での活躍が期待されている。既にリーグ開幕前のベラルーシ・カップ(ベラルーシ国内カップ)では Isloch との1stレグで移籍後初ゴールも記録している。
代表歴
ブレイザブリクUBKのトップデビュー前となる2016年9月から17歳でアイスランドU19に飛び級で選出されており、2018年にはアイスランドU21としてもプレーをしている。2019年1月にはスウェーデンとエストニアとの親善試合に臨む、アイスランドA代表に初招集を受け、エストニアとの試合ではフル代表デビューも飾るなど、若い世代が躍動するアイスランドの顔になりうる選手として期待度は高い。
移籍の噂
2019年冬の移籍市場でBATEボリソフに加入したばかりのため、契約期間は2022年6月末までの3年半を残している。ただ、BATEボリソフもステップアップのための土台であることには否定できないため、早い段階での主要リーグへの挑戦も考えられるはずだ。
プレースタイル
中盤を本職とする選手であるが、プロの舞台ではサイドハーフ・ウィングとしての起用が多く、そのコンバートがきっかけとなり得点力が開花した。本来の中盤としてのパスセンスは勿論のこと、191cmの長身を活かしたダイナミック なプレーは相手の驚異となっている。