名前 | ジョシュ・ドイグ(Josh Doig) |
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生年月日 | 2002年5月18日 |
国籍/出身 | スコットランド(エディンバラ) |
身長 | 189cm |
ポジション | LSB/LWB |
所属 | ハイバーニアンFC |
スコットランドのレフトバック・ブランドを継承する新星
プレー動画
経歴
■2002-2019年(幼年期~ハーツ)
スコットランドの首府であるエディンバラに生まれた彼は、地域を代表するハート・オブ・ミドロシアンFC(通称:ハーツ)の下部組織で7歳の頃から育てられていた。ハーツでは同年代のアーロン・ヒッキーと一緒にプレーしながらユース生活を過ごしていたが、U17カテゴリを前に彼はハーツとの契約満了を告げられた過去を持っている。その理由として同じポジション(当時は共にセンターハーフ)を主戦場としていたアーロン・ヒッキーが関係しているのではと囁かれていたが、彼自身は「ヒッキーはその時からセカンドチームと一緒だった」と語るようにヒッキーが直接の原因ではなかったことを主張している。
約10年近い期間を過ごしていたハーツからの退団に、最初の1週間は落ち込んでいたが、両親の支えによって前に進むことを決意。いくつかのクラブからアプローチを受けると、奇しくもハーツの最大のライバルであるハイバーニアンFCへの入団が決定した。ハイバーニアンを選択した理由としては自宅から最も近いからと、ライバルであっても断れなかったという。
■2019-2021年(ハイバーニアンFC)
ハイバーニアンに加入後、彼は今までのポジションとは異なるサイドバックとしての活路を開き、プレシーズンにはトップチームでのアピールに成功するなど順調な滑り出しを見せていた。その後、2020年2月よりスコティッシュ・リーグ・ツー(スコットランド4部リーグ)に属するクイーンズ・パークFCへの期限付き移籍が決まり、わずか数ヶ月程度の在籍であったが4部リーグで7試合の経験を積んでいる。
2020/21シーズンは正式にトップチームへの昇格を果たし、2020年8月に行われたスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の開幕節となるキルマーノックFC戦でデビューを飾ると、デビュー1年目ながら瞬く間に主力へと定着。第33節のハミルトン・アカデミカル戦では初ゴールを含む1得点1アシストを記録するなど、素晴らしいデビューイヤーを過ごしているところだ。
代表歴
ハーツでは世代別代表の縁はなかったが、ハイバーニアンに移籍後の2019年9月にスコットランドU18~U19への招集を受けている。
移籍の噂
現在のパフォーマンスが評価されると、アーセナルやチェルシー、マンチェスター・シティ、リーズ・ユナイテッドといったクラブが関心を持っていることが報じられている。この報道については彼はTwitterで目にしたときに驚いたという言葉と共に、ビッグクラブから興味を示されていることは嬉しいことだと語っている。憶測の域を出ない噂ではあるが、今後の引き抜きに備えるようにして、2021年2月26日には新たに2025年5月31日までの契約延長を締結した。
プレースタイル
4-4-2では左サイドバック、3-4-1-2のシステムでは左のウイングバックを主戦場としている。最大の特徴はユース時代には見られなかった豊富な運動量と機動力によるハードワークであり、攻守において献身的な姿勢を見せていることが評価できるだろう。189cmとサイドバックとしては比較的フィジカルに優れており、元々ミッドフィールダーでプレーしていたことから狭いスペースを苦としない技術や、非凡なパスセンスを有している。
また、両利きであり左右両方の脚から放たれる強烈なシュートも魅力的だ。そのため右サイドでもプレーすることも可能となっている。彼がファンでありインスピレーションを受けている選手として、同国を代表するサイドバックのアンドリュー・ロバートソンとキーラン・ティアニーの名前を上げており、アーロン・ヒッキーと共にスコットランドの新たなブランドとなっているサイドバックの顔となるだろう。