名前 | アーロン・ヒッキー(Aaron Hickey) |
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生年月日 | 2002年6月10日 |
国籍/出身 | スコットランド |
身長 | 175cm |
ポジション | SB/SMF |
所属 | ハート・オブ・ミドロシアン |
シティも動向を追い続けているハーツのワンダーボーイ
プレー動画
経歴
■ 2002-2019年(幼年期~ハーツ)
スコットランドに生まれ、ハート・オブ・ミドロシアン(通称:ハーツ)の下部組織にてキャリアを始めている。幼年期の彼を知るコーチは、控えめで恥ずかしがり屋な性格だと語り、求められたことをするだけの選手だったと回想する。現在はサイドバックを主戦場とする選手であるが、当初は中盤の位置でプレーしており、その後ミッドフィールダーとして同国の強豪クラブであるセルティックFCに移籍をしている。セルティックでは神童として話題になったカラモコ・デンベレと同じパフォーマンススクールで数年間を過ごしていたが、中盤としては開花せず2018年よりハーツに復帰した。
ハーツに復帰後、サイドバックに転身した彼は2018年のクリスマス前に行われたリヴィングストンFC戦にてトップチームのベンチ入りを果たし、年が開けた2019年5月のアバディーンFC戦にて念願のトップデビューを飾っている。翌節の古巣であるセルティック戦では左サイドバックとして先発フル出場を飾り、敗れはしたものかつての同僚であるカラモコ・デンベレと同じピッチに立っていた。このセルティック戦から6日後、スコティッシュカップの決勝で再びセルティックと相まみえ、わずか17歳で決勝戦のスターティングメンバーに名を連ねたことで最年少記録を樹立。試合は同じスコアで敗れ、タイトルは逃したが彼は一躍注目を集めている。
2019-20シーズンは開幕戦から先発出場を果たすも、2枚のイエローカードで退場。サスペンションで第2節を欠場したが、その後も変わりなく起用されており、第6節のハイバーニアンFCとのエディンバ・ダービーでは後半39分にミドルレンジからの豪快なシュートで決勝点を記録するなど今シーズンのサプライズプレーヤーとなっている。
代表歴
ハーツに復帰後、トップチームに帯同するようになってからスコットランドの世代別代表に選出されており、2019年2月にスコットランドU17としてデビュー。現在はスコットランドU19にも招集されるなど未来のスコットランドを担う存在だ。
移籍の噂
スコティッシュ・カップの決勝戦以降、イングランドのマンチェスター・シティは現在に至るまで彼の動向を追っているとされている。ハーツとマンチェスター・シティは今季も食野亮太郎を期限付きで貸し出すなど良好な関係を築いているため実現の可能性も高いはずだ。シティとしても食野亮太郎のパフォーマンスをチェックする名目と共に彼をチェックしているそうだ。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | ボローニャ | 200万ユーロ |
プレースタイル
左サイドバックを主戦場とする左利きの選手ではあるが、元々ミッドフィールダーとしての経験があることや、遜色ない両足の精度により両サイドバックないしサイドハーフとしての起用も可能だ。足下の技術は快適であり、広い視野と広範囲のパスを提供することのできることも彼の武器だ。元スコットランド代表であり現在はハーツのキャプテンを務めるクリストフ・ベラは「彼はまだ若く、浮き沈みがあるが良い機会を与えられており、多くのことを学び成長できるだろう」と才能を認めている。目指すべき対象はリヴァプールのアンドリュー・ロバートソンだろう。