名前 | イゴール・ジェズス(Igor Jesus) |
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生年月日 | 2001年2月25日 |
国籍/出身 | ブラジル(クイアバ) |
身長 | 180cm |
ポジション | CF/WG |
所属 | アル・アハリ・ドバイ |
UAEを成長の場に選択したブラジルの新鋭
プレー動画
経歴
■2001-2019年(幼年期~コリチーバ)
ブラジル中西部で南アメリカ大陸の中心に位置するクイアバに生まれた彼は、父が漁師という家庭環境にて育っていた。地元クイアバのサッカースクールで発見されると、2015年にわずか13歳でクリチバに引っ越してコリチーバFCの下部組織に在籍することになったという。入団に至るまでの最初のテストで既にコーチを納得させるような才能を見せつけていた。
加入から2年後にはコリチーバU20でのプレー機会を与えられており、2019年1月に行われたサンパウロジュニアカップでもチーム内トップスコアラーとして君臨するなど順調に成長。同月にはカンピオナート・パラナエンセ(パラナ州選手権)のマリンガFCにてトップデビューを飾り、7日後のアトレチコ・パラナエンセ戦では初得点も記録し周囲を驚かせている。2019シーズンはセリエB(ブラジル2部)でも24試合に出場するなどデビューシーズンを31試合5得点の成績で終えることとなった。
■2020年(コリチーバ~アル・アハリ・ドバイ)
2020シーズンはクラブがセリエA(ブラジル1部)に復帰したこともあり、彼自身としてもトップリーグでの挑戦がスタート。開幕戦からスターティングメンバーに名を連ねるも、3連敗を喫したことや、パラナ州選手権のタイトルを逃したことで彼に対するバッシングも増えるなど期待に応えるような活躍は残せていなかった(コリチーバFCも最下位に沈んでいる)。
そんな中で、2020年10月2日にアラブ首長国連邦(UAE)のシャバーブ・アル・アハリ・ドバイに完全移籍することが発表。クラブの将来を担うとされていた彼の売却には驚きを与えているが、アラビアン・ガルフ・リーグ(UAE1部)では開幕戦から当然のように得点を量産しており、11試合で10得点3アシストの成績ですぐさまチームの中心選手となっているところだ。
代表歴
世代別代表としてはブラジルU15で1試合に出場したのみだ。同世代に多くの有望なストライカーが集結していることもあり、UAEだけではセレソン入りも難しいだろう。
移籍の噂
アル・アハリ・ドバイとの契約内容は明らかにされていないが、移籍金は200万ユーロ程度であるとされている。今後の移籍でも発生する50%の金額をコリチーバが受け取ることのできる契約であるため、UAEでしっかりと結果を残した後、ヨーロッパに進出すべきだろう。ただ、彼自身が今後のキャリアをどのように考えているのかは不透明だ。
プレースタイル
持ち前の身体能力とゴール前での嗅覚を武器に得点を量産するストライカー。180cm/73kgという筋肉質なフィジカルで相手を背負いながらもシュートまで強引に終えられるほか、裏への抜け出し1vs1での冷静なフィニッシュなど正統派ストライカーとしてキャリアを形成するだろう。UAEではシャドーの位置取りも増えており、国内リーグでは敵なしとも言える領域にいるため甘んじないことは重要だ。