名前 | ステニオ(Stênio) |
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生年月日 | 2003年4月5日 |
国籍/出身 | ブラジル(ポソス・デ・カルダス) |
身長 | 180cm |
ポジション | WG |
所属 | クルゼイロ |
サプライズ起用が続く賛否両論の若き新鋭
プレー動画
経歴
■2003-2020年(幼年期~クルゼイロ)
ブラジル・ミナスジェライス州のポソス・デ・カルダスに生まれた彼は、クルゼイロの下部組織にて育成された逸材であり、現在は友人とベロオリゾンテに住んでいる少年だ。時は流れ、2019シーズンのクルゼイロはまさに暗黒時代であり、創設98年の歴史において初めての2部リーグ降格を喫すると、さらには財政難も重なり多くの主力選手を失う事態に追い込まれていた。
こうした事態からクルゼイロU20から12人がトップチームに昇格することが決まっていたが、当時の彼はクルゼイロU17で結果を残していたが、クルゼイロU20では年齢面もありスターターではない存在であったことからそこでの名前には含まれていなかった。しかし、新型コロナウイルス感染症からの活動再開時に行われたテストによってトップチームに胎動することが許されるようになったという。
トップチームに昇格後、当初は出場機会が限られるだろうと予想されていたが、同ポジションのイバン・アングロがパルメイラスに戻ったことが彼にとって功を奏し、2020年7月に行われたカンピオナート・ミネイロ(州選手権)のURT戦でトップデビューを飾っている。その後も出場したすべての試合において最年少ながらスターティングラインナップに名を連ねるなど、指揮官であるエンデルソン・モレイラから高い期待を寄せられている。
代表歴
2002年世代で構成され、U17ワールドカップなどを制したブラジルU17において、主要大会ではメンバー入りをしていないが親善試合などで招集された過去を持っている。
移籍の噂
突如出現した選手であるため、具体的な噂は報じられていない。クルゼイロとは2019年7月にプロ契約締結しており、契約期間として2024年6月末までを残している。
プレースタイル
スピードに乗ったドリブルを得意とするウィンガーであり、両ワイドでのプレーが可能な存在だ。若者らしさのある怖いもの知らずに勝負を仕掛けていく面もあるが、要所では落ち着き払ったプレーも見せるなどトップチームでも適応できることを証明した。ただ、彼に対してはトップチームのスターターを務めるには早すぎるといった声も大きく、目に見えた結果が残せていないことから批判の的になることも少なくはない。
180cmの身長を有しているが、ボタフォゴSP戦で左肩を負傷したことなど物理的な面では危険も伴っているため、確かに慎重に見守っていく必要があるだろう。まだ17歳の選手であるため、時間をかけて育てながら、彼自身としては得点力などの直接的な貢献ができる存在への成長が求められる。