名前 | ラザール・サマルジッチ(Lazar Samardžić) |
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生年月日 | 2002年2月24日 |
国籍/出身 | ドイツ(ベルリン) |
身長 | 184cm |
ポジション | AMF |
所属 | ヘルタ・ベルリン |
ビッグクラブの誘いに揺れ動くヘルタの宝石
プレー動画
経歴
■2002-2019年(幼年期~ヘルタ・ベルリン)
セルビアにルーツを持っている彼だが、ドイツの首都ベルリンに生まれ育っており、近所のブラウ=ヴァイス・シュパンダウにてキャリアを始めている。その後の初期キャリアではシュヴァルツ=ヴァイス・ノイケルン、グリュン=ヴァイス・ノイケルンといったベルリンのクラブを転々とし、2009年より現在のヘルタ・ベルリンに加入した。
ヘルタ・ベルリンの下部組織では常に中心選手としてチームを牽引しており、2017/18シーズンにはB-ユニオレーン・ブンデスリーガ(ドイツU17リーグ)で25試合・24得点の成績で地域ラウンドでの得点王に輝くと、2018/19シーズンには負傷離脱期間もありながら15試合・16得点と変わらぬ得点率で大きなインパクトを残している。また、2019年のフリッツ・ヴァルター・メダル賞ではU17部門でのブロンズメダルを受賞した。
■2019-2020年(ヘルタ・ベルリン)
2019/20シーズンよりヘルタ・ベルリンU19に昇格した彼は、A-ユニオレーン・ブンデスリーガ(ドイツU19リーグ)でも持ち前の得点に絡む動きで16試合で14得点/9アシストを記録しており、リザーブチームとなるヘルタ・ベルリンⅡでもデビューを飾るなど順調にトップデビューへの足がかりを築いていた。
そして18歳の誕生日から4日後となった2020年2月28日、ブンデスリーガ(ドイツ1部)第24節のフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦にて初めてのベンチ入りを果たした彼は、新型コロナウイルス感染症からの再開後となる2020年5月22日のウニオン・ベルリン戦にて念願のトップデビューを飾っている。結果的に同シーズンのトップチームでは3試合に出場した。
代表歴
世代別代表では10番を着用ながらドイツU16~U17を戦っており、2019年10月からはドイツU19にも飛び級にて選出されている。ルーツであるセルビアを代表することも可能であり、セルビア・サッカー協会は彼の父親にアプローチをしているところだが現時点で実現には至っていない。
移籍の噂
ヘルタ・ベルリンとは2022年6月末までの契約を残しているが、2020年7月に移籍希望の噂が報じられたことで退団の可能性が浮上している。ユヴェントスやバルセロナといった多くのビッグクラブからの関心を集める中、ACミランはクシシュトフ・ピョンテクをヘルタ・ベルリンに売却した際に彼との接触を図っているなど、良好な関係を築くための動きを見せているところだ。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | RBライプツィヒ | 非公開 |
プレースタイル
トップ下を主戦場としており、攻撃面ではドリブル・パス・シュートの三拍子が揃ったハイクオリティの選手と称され、ユースカテゴリの成績にも表れているような得点に絡む活躍は最大の武器だと言えるだろう。184cmの恵まれたリーチを持っているが、線が細いことや遅いスプリントには課題を抱えるなどフィジカルを活かしたようなプレーは現時点では難しく、フットワークのトレーニングに力を入れているところだ。
ブンデスリーガ第31節のアイントラハト・フランクフルト戦にて、ペア・シリアン・シュルブレットのアクシデントにより前半34分で投入された際、守備のタスクに難を抱えていたことで21分後の後半10分に再びベンチに退くなどトップレベルでの守備については水準に達していない。ここも改善が必要だろう。