名前 | エドン・ジェグロヴァ(Edon Zhegrova) |
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生年月日 | 1999年3月31日 |
国籍/出身 | コソボ(ヘルフォルト) |
身長 | 181cm |
ポジション | RWG |
所属 | KRCヘンク |
ベルギーで成長を続けるコソボのメッシ
プレー動画
経歴
コソボ紛争の難民であったアルバニア人の両親の下、ドイツのヘルフォルトで彼は誕生した。コソボ紛争が終結して間もない2001年より彼はコソボに戻っているため、ドイツでの記憶はないと語っている。幼少期をコソボの首都であるプリシュティナで育った彼は路上サッカーを経てKF Flamurtariに加入しており、その後地元のFCプリシュティナで過ごしている。12歳の頃にコソボで開催されたACミラン主催の大会でMVPに輝くなど、幼少期から注目される存在であった。
そんな彼はわずか15歳でベルギーに渡り、スタンダール・リエージュ加入。ただし、スタンダール・リエージュではプレーすることはなく、提携先のクラブであるシント=トロイデンに即座に貸し出され、シント=トロイデンでは2シーズンを過ごしていた。2017年夏より現在のKRCヘンクに移籍すると、2017/18年シーズンには第6節のヘント戦でデビューを果たすなど、初年度を15試合に出場し1得点2アシストの成績で終えている。2018/19年シーズンに入ると、UEFAヨーロッパリーグの予選であるフォラ・エシュとの2ndレグで2得点1アシストの活躍にて才能の片鱗を見せつけるなど、今シーズンで主力へと定着する彼の姿を見られるかもしれない。
代表歴
コソボU21に招集される話はあったものの、クラブでのプレーが重要だと判断し招集には応じていないため、世代別代表のキャリアは始まっていない。そんな彼だが、2018年3月に世代別代表を経ずにコソボのフル代表に初選出され、マダガスカルとの親善試合でフル代表デビューを果たすと、その試合の唯一のゴールを決め勝利に貢献した。
移籍の噂
幼少期から注目されていた彼に対しては、ACミランを始めとする欧州のビッククラブが彼の獲得に動いていたが、ベルギー行きを決断している。ヘンクではまだブレイクとは言えないものの、今シーズンの活躍によって移籍を求める可能性も大いにあり得るだろう。彼が加入したいクラブとして挙げているのはFCバルセロナだ。
プレースタイル
「コソボのメッシ」と称される彼は、ドリブルセンスに溢れた逸材だ。狭いスペースでも相手を交わしゴールを狙う姿、そして同じく左利きであることからもメッシと比較されているのが分かる。幼少期にはロッベンにも例えられたことがあるなど、つまりは生粋のドリブラーだ。