名前 | アルバン・ラフォン(Alban Lafont) |
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生年月日 | 1999年1月23日 |
国籍/出身 | フランス(ワガドゥグー) |
身長 | 193cm |
ポジション | GK |
所属 | フィオレンティーナ → ナント(on loan) |
19歳にして100試合以上のキャップ数を誇るフランスの新たな守護神
プレー動画
経歴
フランス人の父と、ブルキナファソ人の母の間に、ブルキナファソの首都であるワガドゥグーにて誕生した。彼の家族はスポーツファミリーであり、母方の祖父はサッカー選手、母もまたハンドボールのナショナルチームメンバーだった。また父はテニスをしているなど、その運動神経が遺憾なく引き継がれている。彼が9歳の頃に父と一緒に暮らすためにフランスのエロー県へと移住をしたことからサッカー選手としてのキャリアがスタートした。
移住後間もない2008年にキャリアをスタートさせたAS Lattoiseというアマチュアクラブでの最初のポジションは攻撃的なミッドフィルダーだった。その後ゴールキーパーへと移行をすると才能は開花し、そこで6年間を過ごした後、2014年よりトゥールーズと契約を交わすまでに成長をしている。
トゥールーズのU-19チームにて若干15歳ながら1年間をプレーした翌年、2015-2016年シーズンに彼は既にトップチームの舞台に立っていた。第15節のOGCニースとの試合で先発出場をすると、その試合を無失点に抑える活躍を残し周囲を驚かせる。その試合で16歳310日だった彼はリーグアンでプレーした最年少ゴールキーパーとして記録に刻まれ、次節のトロイとの試合でも無失点に抑えるなど、トゥールーズの守護神の座を奪った彼は、そのままシーズン終了までフル出場をするなど24試合に出場を果たしている。
2016-2017年以降も引き続き、トゥールーズの守護神としてゴールマウスを守っており、2016-2017年シーズンは38試合、2017-2018年シーズンは44試合に出場をし、19歳ながらトゥールーズでのキャップ数は100試合を超えている。2017-2018年シーズンのトゥールーズは成績が振るわず18位に沈んでおり、アジャクシオとの昇降格プレーオフを戦うまでに追い詰められていた。しかし、そのプレーオフでクラブの勝利に貢献し、降格からチームを救った。彼がいなければトゥールーズは降格していただろう。そして彼は2018年7月にイタリアのフィオレンティーナとの契約を交わし、移籍金850万ユーロの置き土産にチームを去っている。2018-2019年シーズンからはセリエAの舞台での活躍が期待され、ジャンルイジ・ドンナルンマとの対戦は楽しみなものとなった。
代表歴
2015年からフランスU-15を皮切りにフランスの世代別代表としてのキャリアを過ごしている。現在はU-20代表でプレーをしており、今後のフル代表デビューも近いだろう。もちろんブルキナファソを選択することも可能だが、フランスのワールドカップ連覇に貢献することを選ぶはずだ。
移籍の噂
フィオレンティーナとの契約は2023年までとなっており、移籍をしたばかりであるため考えづらい。しかし、世間的にはフィオレンティーナはステップアップをするための踏み台であり、チャンピオンズリーグなどの大きな舞台を経験したい欲も生まれるだろう。彼の移籍話はフィオレンティーナでの成績と共に推移する。
プレースタイル
並外れた反射速度と、柔軟性を武器にゴールマウスを守る。193cmの高身長で手足が長く、柔軟性に富んだ彼からゴールを奪うことは難しいはずだ。同じくトゥールーズでプロキャリアをスタートさせたファビアン・バルテズと比較する声も大きい。