名前 | モーガン・ロジャース(Morgan Rogers) |
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生年月日 | 2002年7月26日 |
国籍/出身 | イングランド(ヘイルソーウェン) |
身長 | 187cm |
ポジション | WG |
所属 | マンチェスター・シティ |
※モーガン・ロジャーズ、モルガン・ロジャースなどとも表記される
マンチェスター・シティに活躍の場を移した新たなデレ・アリ
プレー動画
経歴
■ 2002-2019年(幼年期~WBA)
イギリスでも鉄道駅がない町として有名なヘイルソーウェンに生まれた彼は、地元の小さなサッカー教室で幼い頃からプレーをしていたという。後に彼のキャリア形成に大きく関わることになるポール・テイト氏とは4歳~5歳の頃に出会っており、当時の彼を見た同氏は「トレーニングを受けていた子どもは多かったが、初めて彼を見たときは信じられない才能に驚いた」と、既に同世代の少年たちとは異なる才能を持っていたモーガンを見守ることを決断させたエピソードを持っている。テイトは最終的に6歳となったモーガンを9歳~10歳のカテゴリでプレーさせており、物理的に難しいことは分かっていたが技術的にどのような活躍を見せるのかを試していたほどだ。
そこからモーガンが7歳になるまでに、テイトは家族にいくつかの選択肢を提示し、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)かバーミンガム・シティのいずれかに加入することを勧めていた。こうした選択肢を与えられたモーガンは、自身がファンだと語ったウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンに加入することを決めており、テイトが深い関わりを持っていたバーミンガム・シティではなかったもの、彼はモーガンの選択を尊重している。最初の6ヶ月はモーガンの才能に懐疑的だったWBAもやがて高いポテンシャルを持った選手であることに気づき、テイトに深く感謝したとのことだ。
近年、その育成力が評価されているWBAの下部組織に加入したモーガンは、世代別代表でも経験を積みながら順調な成長を果たしており、2016-17シーズンの後半戦からは14歳でU18プレミアリーグでプレーするなど飛び級で昇格。新たなシーズンと15歳の誕生日を迎えると、チームの主力として16試合で4得点4アシストを記録し、2017年9月には15歳でプレミアリーグ2(U23リーグ)にベンチ入りを許される評価を得ている。
2018-19シーズンからはWBAのU23チームにも登録され、第3節のノリッジ・シティ戦でU23リーグデビューを飾ると、シーズンも折り返し再び迎えたノリッジ・シティ戦ではライトウィングとして4得点1アシストと爆発的な活躍を残し話題となった。これらの活躍もあり、ノリッジ・シティ戦から5日後(2019年2月6日)のFAカップ4thラウンド、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC戦で後半37分よりトップチームの試合に出場した。トップチームではこの1試合の出場に留まるも、1シーズンを通して3つのカテゴリでプレーした経験は彼を大きく成長させている。
■ 2019-2020年(マンチェスター・シティ)
2019年7月某日、WBAからマンチェスター・シティに移籍することが合意。16歳の選手における400万~600万ポンドでの移籍は、2006年当時にサウサンプトンからアーセナルに500万ポンド~1200万ポンドとも言われる金額で移籍したセオ・ウォルコットに次ぐ大きな取引となっている。マンチェスター・シティでは、WBAと同様にプレミアリーグ2を戦う U23チームに所属しており、昇格に向けて最高の環境下で成長中だ。
代表歴
14歳でデビューを飾ったイングランドU15を経て、2018年のモンテギュー国際大会ではイングランドU16として3位にチームを導いている。2018年9月にはイングランドU17として親善試合ながらベルギーを相手にハットトリックを記録すると、2019年U-17欧州選手権では一部の試合でゲームキャプテンを担うもグループラウンドを3位で終えたため、予選敗退と悔しい経験となった。2019年9月からはイングランドU18としてプレーしている。
移籍の噂
2019年7月にマンチェスター・シティに加入したばかりであるため、移籍に関しては期限付き移籍を除き報じられないだろう。
プレースタイル
細かな身長は不明だが、6ft(182cm)以上のフィジカルとスピードを有したウィンガーだ。攻撃的なポジション(フロント3)であればどこでもこなすことが可能であり、そのスタイルからデレ・アリと比較されている。確かな技術力も持っているため、スターダムにのし上がるためのポテンシャルは疑いようがない。