名前 | フアン・フォイス(Juan Foyth) |
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生年月日 | 1998年1月12日 |
国籍/出身 | アルゼンチン(ラ・プラタ) |
身長 | 187cm |
ポジション | CB |
所属 | トッテナム・ホットスパー |
トッテナムで我慢の時期を過ごすアルゼンチン期待の若手
プレー動画
経歴
アルゼンチンのブエノスアイレスの州都ラ・プラタにて彼は生まれており、地元の名門クラブであるエストゥディアンテス・ デ・ラ・プラタの下部組織で育っている。ユース時代は攻撃的なミッドフィルダーとしてプレーをしており、16歳より現在のセンターバックの位置にコンバートされた経歴を持つ。
2016-2017年シーズン、中断期間をはさんだ2017年3月からエストゥディアンテスのトップチームに昇格をすると、第16節のパトロナート・デ・パラナとの試合でフル出場をし、トップデビューを飾っている。その後もセンターバックの一角として先発出場をする機会を得ており、3試合での無失点を含む6試合で4失点という結果の原動力となった。トップチームではわずか7試合の出場であったが、シーズン終了後の2017年8月30日にイングランドのトッテナム・ホットスパーへ約1300万ユーロという高額な移籍金で引き抜かれることとなった。
2017-2018年シーズン、トッテナムに加入後、EFLカップの3回戦の相手であるバーンズリーFCとの試合で移籍後初デビューを飾った彼だったが、いわゆるカップ戦で戦うメンバーとしての起用を余儀なくされており、プレミアリーグのデビューには至っていない。アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ダビンソン・サンチェス、ダイアーといった主軸の壁に阻まれながら我慢のシーズンとなった。
2018-2019年シーズンは負傷により出遅れたスタートとなっており、復帰した現在もカップ戦での出場に留まっている。昨季に引き続き出場機会が限られている状況のため、負傷で実現しなかったレンタル移籍も視野に入れるべきだとは思うが、将来的なスパーズの守備の要になるよう今は我慢の時期なのかもしれない。まずはプレミアリーグの舞台に立つことだろう。
代表歴
2017年のアルゼンチンU-20ではU-20南米選手権に出場をしており、U-20ワールドカップでも守備の要としてチームを牽引していた存在だ。そんな彼だが、2018年10月にイラク、ブラジルとの親善試合に臨むアルゼンチン代表メンバーに初招集をされており、国内ではアルゼンチン代表を担う若手筆頭として期待されている。
移籍の噂
2017年夏に加入したばかりのトッテナム・ホットスパーとの契約は2022年6月末であり、完全移籍での放出は1300万ユーロを費やしているだけに考えづらい。ただ、出場機会が限られているため早ければ冬の移籍市場にでもレンタルでどこかに加入する可能性はあるはずだ。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | ビジャレアル | on loan |
プレースタイル
センターバックながらボールを持つことが好きな選手であり、ビルドフェーズに参加をするプレーが特徴的だ。時にはそのプレーで危ないシーンを招くこともあるだけに少し改善が必要にも感じる。187cmの高身長に加え身体能力が高い選手ではあるものの空中戦に絶対的な強さは持っておらず、若手に見られがち軽率なプレーで危ないシーンを招くことも多い。ディフェンダーとしての完成度は現段階であまり高いとは言えないが、ポテンシャルは随一であり今後の伸び代に期待をされている。ゲームメイクから参加するセンターバックとしては彼が適任だ。