名前 | ダヌィーロ・シカン(Danylo Sikan) |
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生年月日 | 2001年4月16日 |
国籍/出身 | ウクライナ(ジトームィル) |
身長 | 185cm |
ポジション | CF/WG |
所属 | シャフタール・ドネツィク |
※ダニョロ・シカンとも表記されている
世代別での活躍が光るウクライナの新たなエース候補
プレー動画
経歴
■ 2001-2018年(幼年期~FCカルパティ・リヴィウ)
ウクライナ西部・ヴォルィーニ地方の都市であるジトームィルに生まれた彼は、プロリーグへの参加資格を取り消された地元のFCポリーシャ・ジトームィルでサッカーを始めている。ポリーシャ・ジトームィルでは2014年まで所属した後、ポーランドの国境に近いリヴィウの街にある、FCカルパティ・リヴィウのアカデミーでユース時代を過ごしており、U-19相当のユースチームで10試合に5得点を決めたことでトップチームからも関心を持たれる存在となっていた。こうした中、当時のトップチームを率いる Oleh Boichyshyn によって引き上げられると、2018年8月12日 ウクライナ・プレミアリーガ(ウクライナ1部リーグ)第4節のゾリャ・ルハーンシク戦にて後半40分にセルゲイ・ミアクシュコに代わってトップデビューを飾っている。
■ 2018-2019年(シャフタール・ドネツィク~FKマリウポリ)
FCカルパティ・リヴィウにおいてトップデビューを飾っていた彼だが、2019年1月に契約が満了となることを期に多くのクラブからの関心を集めていた。シャフタール・ドネツィクやディナモ・キーウの国内クラブ以外にも、ドイツからはホッフェンハイムとニュルンベルク、またポルトガルのスポルティング・クルーベからもアプローチを受けていたという。2019年1月21日、こうした争奪戦を制したシャフタール・ドネツィクと3年契約で合意に達したとこが発表されると、そのままシャフタール・ドネツィクには帯同せず2020年6月末までの1年半をFKマリウポリへ期限付き移籍することも決定した。2018-19シーズンの後半戦からFKマリウポリに途中加入した彼は、リーグの決勝リーグでの5試合への出場を含む、7試合に出場しているため来季からのブレイクにも期待が高まっている。
代表歴
ウクライナU17を始め、わずか17歳でウクライナU19に招集を受けている彼は、そのウクライナU19においてU-19欧州選手権(2019)の予選ラウンドで2得点1アシストを記録する活躍を残している。そんな彼は、2019年5月から開幕を迎えたU-20ワールドカップに臨む ウクライナU20に18歳で飛び級選出を受けるだけでなく、要所の重要な試合でゴールを決めるなど大会でもブレイク候補に挙げられる存在となった。
移籍の噂
シャフタール・ドネツィクが保有権を持っているため、移籍は当面の間で考えられるものではない。FKマリウポリへの移籍期間内で以下に評価を高められるのかに注目が集まるはずだ。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2018-19 | FKマリウポリ | on loan |
2020-21 | FKマリウポリ | on loan |
プレースタイル
一瞬の加速力と抜群の嗅覚を備えたスコアラー気質であり、大舞台での勝負強さに定評を持っている。エリア内での駆け引きから自分の得意な形を形成するのが得意なため、派手さはないものの堅実的な活躍でチームを救う存在となっている。2019-20シーズンにはU-20ワールドカップでの勢いそのままに大ブレイクとなる可能性を秘めているだろう。