名前 | ジェリコ・ガヴリッチ(Zeljko Gavric) |
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生年月日 | 2000年12月5日 |
国籍/出身 | セルビア(ウグリェヴィク) |
身長 | 181cm |
ポジション | LWG/AMF |
所属 | レッドスター・ベオグラード |
スタンコビッチが期待を寄せるズヴェズダの真珠
プレー動画
経歴
■2000-2018年(幼年期~レッドスター)
セルビアの国境に近いボスニア・ヘルツェゴビナのウグリェヴィクに生まれ育った彼は、2014年よりレッドスター・ベオグラード(ツルヴェナ・ズヴェズダ)の下部組織に加入した経歴を持っている。レッドスターでは数多くのタイトルをユース世代で手にしており、同世代となるミラン・トミックやミロシュ・ゴルディッチらと共に2017年9月に初めてのプロ契約を締結した。パルチザンとのベオグラード・ダービーで決勝点を挙げる活躍などでユースでも特出した存在として数えられていた彼であるが、2018/2019シーズンはトップチームの登録ではなく、レッドスター・ベオグラードのセカンドチーム的な立ち位置となるFKグラフィチャル・ベオグラードに期限付き移籍(実質的な昇格)することとなった。
■2018-2020年(グラフィチャル~レッドスター)
当時のグラフィチャル・ベオグラードはセルビアリーグ・ベオグラード(セルビア3部)に属しており、17~18歳となった彼はそこで24試合で9得点を記録しリーグ優勝に貢献。シーズンを通しての平均評点が7.15と高いパフォーマンスを見せると、2019年夏にはレッドスター・ベオグラードのトップチームキャンプに帯同していたが、2019/2020シーズンも引き続きグラフィチャル・ベオグラードにてプレーすることが発表されている。
プルヴァ・リーガ(セルビア2部)に昇格したチームでは主将の役割を与えられ、その期待に応えるような活躍を見せ、第11節のFKディナモ・ヴラニェ戦でのハットトリックを含めた20試合で7得点・5アシストを記録。2020年2月には地元のウグリェヴィクから表彰を受けており、これらの活躍にて2020年からはレッドスター・ベオグラードのトップチームに個人昇格を果たしている。2020年2月15日に行なわれたセルビア・スーペルリーガ(セルビア1部)第21節のFKチュカリチュキ戦で念願のトップデビューを飾り、リーグ優勝を決めた現在もデヤン・スタンコビッチ監督の下で積極的に起用されるなど期待を集める存在へと名乗りを挙げた。
代表歴
生まれはボスニア・ヘルツェゴビナであるが、セルビアU15から一貫してセルビアを代表しており、常に招集メンバーに名を連ねている。2017年のU17欧州選手権や2019年のU19欧州選手権などの主要大会にも出場しているが、セルビ代表としては大きな結果は残せていない。2019年10月からはセルビアU21に招集されており、今のところ着実にステップアップを果たしている状況だ。
移籍の噂
ACミランとレアル・マドリードが彼の動向を追っているとされている。ただ、2019年11月の契約更新の際に2023年6月末までと長期契約を交わしているため残留の意思は硬い。レッドスター・ベオグラードでは途中昇格ながらリーグ優勝を経験したこともあり、新たなステージに向かう可能性もあるだろう。
プレースタイル
4-3-3または4-2-3-1の左ウィング・左サイドハーフを主戦場としているが、本人はトップ下でのプレーを好むような10番タイプの選手であることを自負している。シュートセンスが特出しており、ミドルレンジやカットインからの狙いすましたシュートや直接フリーキックが王道の得点パターンだ。グラフィチャル・ベオグラードでは主将としてプレーでチームを牽引するなどレッドスター・ベオグラードの優れた才能の一人であることは間違いない。