名前 | イェゴール・ヤルモリュク(Yegor Yarmolyuk) |
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生年月日 | 2004年3月1日 |
国籍/出身 | ウクライナ(ドニプロ) |
身長 | 180cm |
ポジション | AMF/SMF |
所属 | SKドニプロ-1 |
※イェホール・ヤルモリュクとも表記される
16歳でウクライナU21を牽引するドニプロの神童
プレー動画
経歴
■2004-2020年(幼年期~SKドニプロ-1)
ウクライナのドニプロペトロウシク州にある都市ドニプロに育ってきた彼は、地元のFKスタルにてキャリアを始めた後、同地域を代表するクラブであるFCドニプロに加入していた。しかし、イェウヘン・コンプリャンカなどを輩出したFCドニプロの度重なる資金繰りを悪化したことを受け、新たにドニプロで設立されたSKドニプロの下部組織に2018年より加入するなど、ユースカテゴリでは異なる3つのクラブでのプレーとなっていた。
SKドニプロ-1のユースカテゴリでは、1年半で行われた26試合で22得点と際立った活躍を見せると、2019年冬のウィンターキャンプではトップチームの選手として4つのトレーニングマッチに出場するなど15歳ながら約束された逸材としての評価を得ていたという。その後、2019年5月にはわずか15歳で最初のプロ契約を締結した。
2019/20シーズンのレギュラーリーグでは出場機会を得られなかった彼だが、COVID-19の影響による再開後の降格ラウンドでは、2020年6月に行われたFCヴォルスクラ・ポルタヴァ戦でトップデビューを飾っている。同デビュー戦は2001年に23歳の若さでこの世を去った故セルゲイ・ペルフンに次ぐクラブ史上2番目に若い出場記録となった(16歳140日)。2年目の2020/21シーズンも16歳ながら出場機会を得ており、名前が知れ渡るのも時間の問題だろう。
代表歴
2019年9月にウクライナU16に招集されると、2020年11月には16歳の若さでウクライナU21に招集されるサプライズを経験した。U21欧州選手権予選の北アイルランド戦ではフル出場を飾るなど、記念的なものではない実力であることも証明している。
移籍の噂
現時点では具体的な噂は報じられておらず、18歳の年齢を迎えるまでは移籍について考えづらいだろう。SKドニプロ-1とは2023年6月末までの契約を残している。
プレースタイル
トップ下とサイドハーフの両方でプレー可能な選手ではあるが、SKドニプロ-1では1.5列目というよりも2トップとして横並びのような立ち位置での起用をされている。本来であれば創造性に溢れたプレーや、狭いスペースを苦としないスキルの高さなどが挙げられるが、ウクライナトップリーグの舞台では堅実的なプレーで周囲に馴染むなど、16歳とは思えない冷静沈着なプレーで周囲を驚かせている。