ヴィニシウス・トビアス

選手紹介
名前ヴィニシウス・トビアス(Vinícius Tobías)
生年月日2004年2月23日
国籍/出身ブラジルサンパウロ)
身長177cm
ポジションSB
所属インテルナシオナル/シャフタール・ドネツィク

ウクライナでの挑戦を控えるブラジルの超攻撃型SB

プレー動画          

経歴             

■2004-2021年(幼年期~インテルナシオナル)

ブラジル南東部のサンパウロに生まれた彼は、2016年頃にサンパウロ州内の『RSoccer』でボールを蹴っていたところをインテルナシオナルにスカウトされている。発見したのは現在はコリンチャンスに勤めているサンドロ・シルバ氏であり、彼の母親ダグマと話をしながら当時12歳であった彼をポルト・アレグレでのセレクションに招待した。こうしたインテルナシオナルに加わった彼だが、当初のポジションはサイドバックではなくストライカーであり、2017年にはミッドフィールダーとしてプレーしていたという。

しかし、サイドバックのグスタヴォ・バガチーニ(2004年生)が負傷離脱を強いられると、所属していたカテゴリに代わりとなる選手がいなかったことから、指揮官のルーカス・マルケッティによってサイドバックにコンバート。マークの受け渡しに最も苦労したと語っているが、持ち前の学習能力で上手く適応しており、結果的に現在に至るまでサイドバックを本職とするようになっていた。

2020年シーズンは1月に腰の負傷で約2ヶ月間離脱したことで出遅れているが、COVID-19の影響により中断期間を挟んだことで彼にとってはコンディションを整えられる時間を手にしていた。2020年9月からリーグが再開されると、16歳ながらインテルナシオナルU20でプレーするまでの成長を遂げており、体力やフィジカルに差があるのは分かっていながらも臆することはなく、カンピオナート・ブラジレイロU20を含めた14試合に出場。同時期には約3ヶ月間に渡ってトップチームのトレーニングに参加していた。2021年シーズンには彼自身がCOVID-19に感染したり、大腿部の怪我もあったがインテルナシオナルU20で中心的な存在となっており、2021年7月にはシャフタール・ドネツィクに移籍することが発表されている。国外移籍が解禁される18歳の誕生日、2022年2月よりウクライナに渡る予定だ。また、2021年7月には恋人との結婚式も挙げている。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Vinicius tobias(@vinicius_04ofc)がシェアした投稿

代表歴            

2019年11月より開催されたU15南米選手権にブラジルU15として出場。同大会ではアルゼンチンとの決勝戦において先制点を決めており、その活躍もあったことでブラジルU15は5回目のタイトルを手にしていた。現在はブラジルU17に招集されるなど順調な歩みを見せている。

移籍の噂           

2022年2月に加入するシャフタール・ドネツィクには移籍金として約600万ユーロが発生する高額取引となっている。シャフタールの前にはバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)やレアル・マドリード(スペイン)の名前も報じられていたが、彼はその噂は非現実的だと否定。6000万ユーロのバイアウト条項が設定されていたが、シャフタールとの取引は10分の1の金額で成立している。

プレースタイル        

ブラジル産サイドバックの系統に従うように、彼もまた圧倒的な推進力を誇る右サイドバックだ。元々攻撃的なポジションということもあり、彼自身も強みをスピードとドリブルであることを語っている。ダニエウ・アウヴェスからは選手と人間性の両方でインスピレーションを受けており、同選手の足跡を辿りたい目標もあるようだ。177cm/63kgとウエイトを増やす必要はあるが、より攻撃性に特化した彼の将来的な価値には注目すべきだろう。

タイトルとURLをコピーしました