名前 | ヴィクトル・ツィガンコフ(Viktor Tsygankov) |
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生年月日 | 1997年11月15日 |
国籍/出身 | ウクライナ(ナハリヤ) |
身長 | 177cm |
ポジション | RWG |
所属 | ディナモ・キーウ |
悲願のリーグ優勝を狙うウクライナのベイル
プレー動画
経歴
父親はゴールキーパーとしてプレーをしていた元サッカー選手のヴィタリー・ツィガンコフであり、父がイスラエルのHapoel Tayibe FCに所属していた際に生まれているため、生誕地はイスラエルのナハリヤとなっている。ウクライナに戻ると『PFCニヴァ・ヴィーンヌィツャ』のアカデミーでサッカーを始め、その1年後の2010年から『ディナモ・キーウ』に移ることになるが、その前にはシャフタール・ドネツィクからの関心も伝えられるなど有望な逸材であったという。
2016/17年シーズンよりトップチームに昇格しており、ウクライナ・プレミアリーグ第4節 PEF Stalとの試合でトップチームデビューを達成。第9節のFCオリンピク・ドネツィクとの試合では初ゴールも記録したほか、UEFAチャンピオンズリーグの舞台も経験しており、グループリーグ第1節のナポリ戦で1アシスト、第2節のベシクタシュを相手には1ゴールを決めるなど自身のクオリティの高さを証明した。そんなデビューシーズンは29試合に出場し5得点6アシストの成績を収めている。
2017/2018年シーズンに入るとさらなる進化を遂げており、第3節のFCカルパティ・リヴィウとの試合でのハットトリックを皮切りにレギュラーシーズンで18試合9得点6アシスト、チャンピオンラウンドでは9試合4得点と大ブレイク。ヨーロッパリーグの本戦でも8試合3得点4アシストを記録し、同シーズンは40試合で17得点14アシストと大きく飛躍したシーズンとなった。
2018/2019年シーズン、リーグ戦ではキャプテンマークを着ける機会も得ており、10試合を消化した時点で3得点3アシストとまずまずの好スタートを彼は切っている。デビューからの2年間はシャフタール・ドネツィクに次ぐ2位でリーグ戦を終えているため、今シーズンは念願となる国内リーグ制覇が目標だ。
代表歴
ウクライナU17を始め、U19、U21とプレーをしており、2016年11月12日のフィンランド代表とのワールドカップ予選にて18歳ながらフル代表デビューを飾っている。指揮官のシェフチェンコも彼を評価しているため、今後のウクライナを牽引する存在となるだろう。
移籍の噂
彼に対して関心を持っているクラブは多いと思われるが、具体的にクラブ名が報じられているのはASローマのみとなっている。ディナモ・キーウとの契約は2023年6月末までと長期に渡るものでクラブへの愛を見せているが、シャフタール・ドネツィクからの王座奪還を果たすタイミングでは移籍を考える可能性もあるだろう。
プレースタイル
ウクライナのベイルと称される彼は、優れたテクニックを武器にドリブルを得意としている。 昨シーズンの結果にも表れているように得点力も申し分のないプレーヤーでありながら、ピッチ内ではチームを鼓舞するなどモチベーターとしての存在感も放っている。