名前 | ヴァディム・カルポフ(Vadim Karpov) |
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生年月日 | 2002年7月14日 |
国籍/出身 | ロシア(コトラス) |
身長 | 191cm |
ポジション | CB |
所属 | CSKAモスクワ |
サプライズでの起用が続くCSKAモスクワの大器
プレー動画
経歴
■ 2002-2019年(幼年期~CSKAモスクワ)
ロシア代表が日韓ワールドカップで敗退を喫し、街も落ち着きを取り戻しつつある頃に、ヴァディムはロシア・アルハンゲリスク州南部の都市コトラスに生まれている。幼年期はそのコトラスで過ごしていたが、両親が周囲の子よりも目立って体格が優れていたヴァディムに期待を寄せ、より資質を伸ばせるような環境下に身を置かせたいとの意図もあり7歳よりサンクトペテルブルグに移住。その1年後にゼニト・サンクトペテルブルクのサッカースクールに入団し、8歳から15歳までの時間を過ごしていた。ゼニトのユースでは当初のオフェンスポジションから徐々にディフェンシブなポジションにコンバートすることを提案されており、現在のセンターバックとしてはセルゲイ・ロマノフ氏によって導かれている。この頃ようやく才能が認められるようになり、2017年の夏にリーグ戦を13位という不名誉な成績で終えたもの、キャプテンとしてチームを牽引していたことが評価されCSKAモスクワへの道が開かれている。
こうした流れで2018年からCSKAモスクワに移籍すると、U20プレミアリーグ(ロシアU-20リーグ)とUEFAユースリーグで出場機会を重ね、初年度は18試合に出場を果たしている。2019-20シーズンも引き続きリザーブチーム登録であったが、2002年生まれの選手がトップチームに5名呼ばれるようになったことで、彼もその中の1人として注目株に挙げられた。すると2019年9月19日のUEFAヨーロッパリーグ、ルドゴレツ・ズグラド(ブルガリア)戦にて3バックの1角として先発出場およびトップデビュー。後に自身の口から語られたようにデビュー戦は緊張していたことを認め、チームも大量5失点を献上しているためほろ苦いデビュー戦となっている。このデビュー戦により出場機会も限られる可能性もあったが、トップチームを率いるヴィクトル・ゴンチャレンコは見捨てることはせず、3日後のロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)第10節のクラスノダール戦でも再び彼を先発で起用。2失点は奪われたが初のフル出場で勝利に貢献し、CSKAモスクワのレギュラー争いに名を挙げることとなった。
代表歴
ロシアU16~U17としてのキャリアを持っている。
移籍の噂
デビューから間もないため移籍の噂は報じられていない。将来的に市場価値が上昇しても、ロシアの選手らは国内リーグから離れることを好まないため残留の線が高いだろう。
プレースタイル
191cmの長身を有した左利きのセンターバックであり、その圧倒的な体格を武器に相手の攻撃をシャットアウトすることを得意としている。デビュー戦こそ浮足立ってしまったが、本来は大人びたプレーをすることで知られているためトップチームでの試合感を掴んでいくことで本領を発揮するはずだ。