名前 | サンティアゴ・カストロ(Santiago Castro) |
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生年月日 | 2004年9月18日 |
国籍/出身 | アルゼンチン(ブエノスアイレス) |
身長/体重 | 179cm/80kg |
ポジション | CF/WG |
所属 | CAベレス・サルスフィエルド |
※愛称は「サンティ」
得点感覚を取り戻したベレスが誇る若きストライカー
プレー動画
経歴
■2004-2023年(幼年期~ベレス)
父親のダリオ・カストロはブエノスアイレス特別区のアグロノミーアを本拠地とする「クラブ・コムニカシオネス」でプレーしていた経歴を持っており、同クラブがプリメーラB・メトロポリターナ(アルゼンチン3部)への昇格を果たした2004/2005年シーズンの始まりに息子のサンティアゴ・カストロは誕生した。
Santiago Castro es un 9 goleador, aunque su Papá castigaba rivales con la 5 de COMU…
¡Pero también hacía goles!
8 tantos en 171 partidos con la camiseta del Cartero para Darío Castro.
¡Celebramos el presente de Santi y le dejamos un saludo grande a Darío! https://t.co/oZoFHOPx1Y pic.twitter.com/bFhpHCmg82— Comunicaciones (@PrensaComu) February 10, 2022
2013~2014年頃に現在も所属する『CAベレス・サルスフィエルド』のテストに合格したことで名門でのキャリアがスタート。COVID-19の影響も受けながらも2004年カテゴリのストライカーとして順調な歩みを続け、2021年7月にリーガ・プロフェシオナル(アルゼンチン1部)でのベンチ入りを達成。翌月3日に開催されたアトレティコ・トゥクマン戦では試合終了間近にフアン・マルティン・ルセロとの交代でTOPデビューを飾り、16歳10ヶ月10日での出場は当時のクラブ史上2番目に若い記録として名を刻むなど、ユースカテゴリでの期待値をそのままにTOPチームに介入するのには時間を要さなかった。
2021年はデビュー戦を含む2試合の出場に留まっていたが、2022年に入るとコパ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナル(1部所属チームが対象のカップ戦)において限られながらも出場機会をコンスタントに与えられており、コパ・アルヘンティーナ(プロ・アマ混合の国内カップ戦)1回戦のシポジェッティ(3部)を相手には初ゴールを記録している。それでもTOPカテゴリのクラブに対しての得点は中々生まれることなく、ベレスとしても1部リーグにおいて15試合未勝利で下位に沈んでいるなど状況は思わしくないものであった。
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こうした状況下でも勤勉にトレーニングを続けていた彼が報われたのは2022年10月のタジェレス戦であり、後半頭からの途中出場で最前線に配置されると、ボックス外のスペースでボールを受けながらそのまま反転してゴール右端に叩き込むゴラッソで待望のTOPカテゴリにおける初ゴールを記録。この働きから翌節よりスターティングメンバーに抜擢されるなど、2022年シーズンを27試合(830分)2G1Aの成績で終えている。
新たな2023年シーズンをそのままの勢いで活躍すると考えられていたが、1部リーグではチームの昨季に続く不振も重なりながら得点が生まれることなく苦戦を強いられていた。そんな彼にとってのターニングポイントになったのがセバスティアン・メンデスの就任であり、新たな指揮官の下で心機一転のマインドになると、2023年7月のアルセナル戦では左サイドからのクロスボールを後ろに下がりながら見事なダイレクトボレーで決勝点を奪う活躍を見せている。こうして夢のような初ゴールから約8ヶ月ぶりの得点を豪快なゴラッソで決めたことにより、続くコパ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナルでは見違えるように得点を奪えるようになるなど、ストライカーとしての真価を感じさせる成長で軌道に乗っているところだ。
代表歴
2019年11月に開催されたU15南米選手権に出場しており、同大会ではPK戦の末に決勝でブラジルU15に敗れるも、彼自身はPKを成功させるだけでなく大会を通じて2得点を奪うなどアルゼンチンの次世代を担う才能としての評価は当時から行われていた。その後、2022年5月にはモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)に参加するアルゼンチンU20に17歳で招集されると、グループラウンドのサウジアラビアと5位決定戦の日本U19で得点を奪う活躍を残している。
移籍の噂
2023年3月にベレス・サルスフィエルドとの契約を2025年12月までに更新した彼に対しては、イングランド・プレミアリーグへの進出が予想されている。獲得に熱心なクラブとしてブレントフォード(イングランド)が挙げられ、賭博違反で出場停止となっているイヴァン・トニーの後釜にピックアップしているなど、2024年1月の移籍市場にて活発な動きが行われる見通しだ。
プレースタイル
179cmとセンターフォワードとしては小柄ながらも体重は80kg(クラブ公式プロフィール)であるなど、見た目からも伝わるように屈強な肉体とボディバランスを持ったストライカーだ。デビューから2年間は多くの得点を奪うまでには至っていないが、相手DFの背後を取った動きでフリーになる技術など、得点に対する期待値は常に感じさせており現在ではそれらが結果として残っているため基本的な姿は変わっていない。
タジェレス戦で見せたボレーシュートに代表されるように高い身体能力が魅力であるほか、ブレない体幹の強さも兼ね備えていることから空中戦では難しい体勢や相手を背負いながらでも負けないフィジカルコンタクトの強さも見せている。これらの身体的特徴が今後のキャリアにおける重要な武器となることが考えられ、適切な移籍先選びによって世界的なストライカーに成長するポテンシャルを秘めているだろう。
小ネタ
19-year-old Santiago Castro hit the Naruto run celebration. 🔥 pic.twitter.com/xo2UgHJ0fU
— CBS Sports Golazo ⚽️ (@CBSSportsGolazo) September 20, 2023
2023年9月のアルセナルFC戦でゴールを決めた際に、「Naruto Run(ナルト走り)」でのゴールセレブレーションをしている。プライベートでは歳の離れた弟のラミを溺愛しているお兄ちゃんだ。