名前 | ロマーリオ・バロ(Romário Baró) |
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生年月日 | 2000年1月25日 |
国籍/出身 | ポルトガル(ビサウ) |
身長 | 180cm |
ポジション | CMF/AMF |
所属 | FCポルト |
多くの可能性を秘めたポルトガルの新たな原石
プレー動画
経歴
■ 2000-2014年(幼年期~スポルティング)
西アフリカのギニアビサウ共和国の首都ビサウに生まれた彼だが、国が不安定な状況下にあったこともあり、幼くしてポルトガルへと移り住んだ経歴を持っている。ポルトガルでの生活が始まり、ヴィラ・フランカ・デ・シーラをホームタウンとする União Atlético Povoense にてキャリアをスタートさせると、U13まで同クラブに在籍したのち 2012-13シーズンより名門スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガル(略称:スポルティング)に加入。しかし、そのスポルティングでは2012-13、2013-2014シーズンの2年間のみの在籍となり、2014-2015シーズンからはFCポルトに移ることとなった。
■ 2014-2018年(FCポルトU15~FCポルトB)
FCポルトに移籍後、ドラゴン・フォース(U15) でのプレーとなった彼は、加入初年度ながら32試合で9得点を決めチームの中心的な存在になると、翌2015-16シーズンからはU17に昇格が決まり、そのU17でも2シーズンで53試合で14得点を記録した。2017-18シーズンからはU19とBチーム(リザーブ)の両方でプレーをするようになり、2018年1月21日のリーガプロ(ポルトガル2部)第21節 FCアウロカ戦ではプロデビューを飾っている。一方のU19ではUEFAユースリーグ 17-18において準決勝でチェルシーU19に敗れるも、ベスト4に貢献するなど充実したシーズンとなった。
■ 2018-2019年(FCポルトU19~FCポルトB)
昨季に引き続き、U19とBチームでのプレーとなっている彼だが、開幕からBチームでプレーするなどリザーブチームを中心としたシーズンとなっている。プロの舞台であるリーガプロで経験積みながら、一方のU19では昨季においてベスト4の悔しい思いを味わったユースリーグのリベンジに臨んでおり、準決勝のホッフェンハイムU19戦では華麗な直接FKを叩き込み、念願のファイナル進出の切符を手にしている。
代表歴
ポルトガルU15~ポルトガルU19までの世代別代表としてのキャリアを持っているが、U-17欧州選手権とU-19欧州選手権の連覇には関与をしておらず、彼ら黄金世代に次ぐ新たな世代を牽引する存在だ。現在はポルトガルU19の主将を務めるなど U-19欧州選手権の連覇に向けて奮闘中となっている。
移籍の噂
2018年5月にFCポルトとの契約を新たに2023年6月末までに延長しており、バイアウト条項として4000万ユーロが設定されるなど移籍には否定的なスタンスをとっている。当面はトップデビューが目標とされているため、移籍は時期尚早だろう。
プレースタイル
どこからでも簡単に見分けることのできる 印象的なロングヘアをなびかせる彼は「8番」のポジションを本職とする中盤の選手である。フィジカル的にも優れた非常にダイナミックなミッドフィルダーとなり、巧みなボールタッチも合わせ持つため簡単に相手自陣に侵入できる強さを持っている。離れた位置からでも積極的にゴールを狙い、精度の高いシュートセンスも彼の持ち味だ。また「8番」の役割以外にもシャドーストライカーとして得点力を発揮しており、ボックス内でのポジショニングや、空中戦の強さなど秘めた才能を見せている。2019-20シーズンからはトップチームでプレーすることが規定路線であるため、来季のサプライズとなる可能性も大きいだろう。