ロジェル・フェルナンデス

選手紹介
名前ロジェル・フェルナンデス(Roger Fernandes)
生年月日2005年11月21日
国籍/出身ポルトガルバファタ)
身長170cm
ポジションWG
所属SCブラガ

※Rogerはロジェール、ロジェ、ロジャーとも表記される

従兄弟もまた逸材であるブラガのライジングスター

プレー動画

経歴

■2005-2018年(幼年期)

アフリカ大陸西端部に位置するかつてはポルトガルの植民地であったギニアビサウ共和国。そんなポルトガルとの密接な繋がりもあるギニアビサウの中部に位置するバファタにて誕生している。両親と5人の兄弟という大家族に育っている彼は、兄のイスマエル・エンボロ(2002年生)もサッカー選手として活動しており、従兄弟のジョエルソン・フェルナンデス(2003年生)も有望な逸材として知られるなどフットボールを中心とした家庭環境であった。

幼い頃のバファタの街ではサッカースクールに通ったことはなく、いわゆるストリートにてボールを蹴っていた。学校をサボりながら遊びに情熱を注いでおり、服を全部汚して帰ったことで親から叱られることもあったが、そんなことを気にも留めない少年だったという。そんな彼をジョエルソンの父(彼の叔父)であるエウゼビオ(マンゴ)フェルナンデスが才能への確信を抱き、路上のピッチ環境では実用的じゃないとして自身が住んでいるポルトガルに連れていくことを決断。ポルトガルへの準備として叔父が用意したビサウのアカデミーにて3~4ヶ月を過ごした後、13歳となったタイミングにて叔父とポルトガルに渡っている。

■2018-2022年(ポルトガル到着~SCブラガ)

ポルトガルに到着後、2019年頃からSCブラガに加入しているが、2020年はCOVID-19の影響で活動が制限されており、再び本格的にプレーし始めたのは2021年6月からであった。15歳ながらブラガU19として7試合4得点の活躍を見せU19選手権の優勝に貢献すると、7月のスーペルタッサ・カンディド・デ・オリベイラ(スーパーカップ)となるスポルティング戦にてトップデビューを飾り、15歳8ヶ月12日での出場は最年少出場記録となっている。

2021/21シーズンはブラガU23を中心としながらもトップチームにも帯同しており、2021年8月のプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)第2節のスポルティング戦にてリーグデビューを達成。10月のタッサ・デ・ポルトガル(カップ戦)3回戦のUFCモイテンセ戦では初ゴール、2021年の最終試合となるFCアロウカを相手にはリーグ初ゴールを含む2得点を奪い、ポルトガル1部リーグの最年少得点記録を16歳1ヶ月9日の若さで樹立した。

代表歴

ギニアビサウとポルトガルの両方を代表できる権利を持っているが、どちらの代表でもプレーはしていない。

移籍の噂

SCブラガとは2021年末に新たな契約として2024年6月末までの契約を締結している。具体的な移籍に関する噂は報じられておらず、トップチームで徐々に定着することが期待される段階であるため急ぐ必要はないだろう。SNSではマンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードのフォローしているため、これらのクラブに対する憧れは持っているのかもしれない。

プレースタイル

170cmと体格には恵まれていないが身体能力に長けているウィンガーであり、主に左ウィングを定位置としているが左右両方で起用可能となっている。一瞬の加速で1vs1を優位に制するドリブルや、試合最終盤でもスプリントをすることができるスタミナ、左足でのパンチ力のあるシュートセンスなどゲームの流れを汲んだ攻撃的アプローチが特徴だ。

従兄弟のジョエルソン・フェルナンデスは「彼は常に学ぶ姿勢を持ち、負けず嫌い」と説明するほか、指揮官のカルロス・カルバルハルは「常に笑顔でプレーし、まるで友達とストリートサッカーをしているような少年。同時に集中力も抜群であり16歳ながら両足でフィニッシュする能力にも優れ、ゲームもよく理解している選手だ」と評価している。

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