ロドリゴ・ムニス

選手紹介
名前ロドリゴ・ムニス(Rodrigo Muniz)
生年月日2001年5月4日
国籍/出身ブラジルサン・ドミンゴス・ド・プラタ
身長185cm
ポジションCF
所属フラメンゴ

ずば抜けた身体能力を持つブラジルの陽気なストライカー

プレー動画          

経歴             

■2001-2018年(幼年期~デスポルティボ・ブラジル)

ブラジル南東部ミナスジェライス州の属するサン・ドミンゴス・プラタに生まれた彼は、父のアレクサンドル・カルヴァーリョ(通称:アレックス)が街のカーニバルを先導する役割を任されるなど陽気な家庭にて育っていた。父がカーニバルで歌っているのに夢中だった幼年期、そんな父が設立したインドアサッカークラブに連れられるようにして5歳の頃からサッカーを始めている。9歳からはナシオナルと呼ばれる小さな学校に3年間通っており、卒業後は隣町にあるコメルシアルに加入。そこで、コーチのフェリスベルト氏に出会ったことで自身のスキルを向上させると、14歳となった彼は育成に定評のあるデスポルティボ・ブラジルの一員となったことでサッカーに専念できる環境を手にしている。

2016年にはカンピオナート・パウリスタU15(U15サンパウロ州選手権)で28試合31得点の大台を叩き出すと、同年には15歳でU20のトーナメントであるコパサンパウロジュニアサッカー選手権大会(コピニャ)に出場。翌2017年はデスポルティボ・ブラジルU17として21試合16得点を決めるなどパフォーマンスは衰えず、2回目の出場となったコピニャでは2試合で4得点を決めるなど多くのクラブから関心を集める存在となっていた。

■2018-2019年(フラメンゴ)

とある日のトレーニング後にクラブオフィスに呼ばれた彼は、名門フラメンゴからのオファーがあったことを告げられる。フラメンゴは彼が2回目の出場となったコピニャの王者であり、そんなチャンピオンクラブに加入できることを心の底から喜んでおり、自分のキャリアの中で最も印象的なシーンだったと回想するほどだ。しかし、フラメンゴでの初年度は膝の手術によって離脱する期間があり、我慢の時間を過ごしていた。それでも2018年12月にはコパ・ド・ブラジルU17の決勝に間に合っており、約14分間の出場であったが優勝の瞬間に立ち会うなど、離脱期間に支えてくれたチームメイトと勝利の喜びを分かち合っている。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Rodrigo Muniz(@rodrigomuniz019)がシェアした投稿

2019年シーズンはフラメンゴU20を中心にフル稼働しており、国内リーグやカップ戦を含めると54試合に出場するという怪我の影響を感じさせない試合数をこなしていた。結果的に54試合で25得点の成績を収めた彼の活躍もあり、カンピオナート・ブラジレイロU20やオタヴィオ・ピント・ギマラエス2019、U20スーパーカップといった主要タイトルの獲得に貢献するなどトップチームへの昇格も期待されていた。

その期待通りに2020年シーズンからのトップチーム昇格が決まると、2020年1月18日に行われたカンピオナート・カリオカ(リオデジャネイロ選手権)のマカエ・エスポルテ戦にてデビューを飾り、トップチームだけではなくコパ・リベルタドーレスU20に出場するフラメンゴU20との二足のわらじを履くような生活が始まっていた。2020年10月には降格の危機に瀕したコリチーバFCに期限付き移籍で加入すると、移籍後3試合目となるセアラSC戦でカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)での初得点を記録。しかしコリチーバにはわずか1ヶ月間の在籍でフラメンゴに呼び戻されており、再びフラメンゴでプレーするようになっている。

フラメンゴに復帰した彼は2021年シーズンよりガブリエル・バルボサやペドロ・ギリェルメといった実績のあるストライカーとポジション争いを繰り広げており、16試合での合計出場時間は673分と8試合にも満たないが、そんな限られたチャンスでも5得点を奪うなど引けを取らない活躍を見せている。

代表歴            

2016年11月にブラジルU15への初招集を受けているが、その後は世代別代表として目立った活躍は見せていない。激戦区であるフォワードのポジションなだけにライバルは多いことが関係しているだろう。

移籍の噂           

直近のパフォーマンスによりアトレティコ・マドリード(スペイン)からの関心が多く伝えられており、彼らの他にもヘンク(ベルギー)やアル・ナスル(UAE)といったクラブからもオファーを提示されるなど移籍が近い存在となっている。アトレティコ・マドリードは彼の保有権80%に対して500万ユーロの金額を提示しているが合意には達しておらず、交渉はまだまだ続けられるだろう。彼が憧れている選手はズラタン・イブラヒモヴィッチとクリスティアーノ・ロナウドであり、二人が所属したマンチェスター・ユナイテッドでプレーすることは一つの夢であると語っている。

プレースタイル        

一言で表現するならば並外れた身体能力を持つストライカーであり、185cmの身長に加えてバネのある跳躍力で空中戦からでも得点を奪うことが可能だ。陽気な父を見て育った影響なのか、彼のプレースタイルにはサッカーを楽しむような陽気的なプレーも多く、高い身体能力から難しい体勢でもシュートまで持っていける技術やアイデアに富んだプレーも時折見せるなど愛されるような選手と言えるだろう。スタイルがその土地のサッカーに馴染めばかなりの得点を量産できるはずだ。

タイトルとURLをコピーしました