ルドヴァン・ユルマズ

名前 ルドヴァン・ユルマズ(Ridvan Yilmaz)
生年月日 2001年5月21日
国籍/出身 トルコガジオスマンパシャ)
身長 174cm
ポジション LSB
所属 ベシクタシュJK

知性のあるプレーでベシクタシュを支える俊英サイドバック

プレー動画          

経歴             

■2001-2009年(幼年期~)

1950年代にバルカン半島からの移民が定住したことで栄えたトルコ・イスタンブール州の『ガジオスマンパシャ』。彼はそんな労働者階級の街にて生まれている。ブルガリア移民の家系にあり、繊維業に務める父と専業主婦の母、マルマラ大学を卒業しアマチュアリーグでプレーする兄のトルガカン、そして歳の離れた妹という4人が彼の家族だ。路上でボールを蹴っていたところ、父よりもサッカーへの好奇心が強かった母によってサッカーチームに組み込まれ、兄に続くようにして近所のスポーツ・スクールにてキャリアをスタートさせたという。その1年後の7歳となった頃にはベシクタシュJKに加入している。

■2009-2021年(ベシクタシュ)

ベシクタシュJKでは質の高い指導のほか、栄養士や心理カウンセラーも常駐していた施設にて順調に成長し、U16で世代別代表に選出されてからはプロへの意識に変化が生じていた。「3試合で上手くプレーしても、2試合で下手なプレーであれば評価を得られない」という安定したパフォーマンスの必要性を説き、むやみにお世辞や称賛を送らない父の真摯な評価を受け止めながら成長。当初は左ウィングを主戦場としながらも徐々に左サイドバックとしての適応見せると、2019年4月にはスュペル・リグ(トルコ1部)第27節のチャイクル・リゼスポル戦にて17歳でのリーグデビューを飾っている。

シャノル・ギュネシュによってトップチームにまで到達した彼だったが、2019年5月よりアブドラ・アブジュが新たに指揮官に就任してからは遠ざかり、彼が2020年1月に退団するまでは再びユースに戻っていた。それでもベシクタシュU19で主力に定着すると、セルゲン・ヤルチンが指揮官に就いてからはCOVID-19の影響も挟んで出場機会が増加している。2020/21シーズンにはフル出場の回数を増やしながら18試合(1145分)に出場し、うち12試合での勝利に関与しながら4年ぶりのリーグ制覇を経験した。2021/22シーズンはアダナ・デミルスポルへの期限付き移籍が噂されながらも、ベシクタシュJKに残留しながらこれまで以上に主力として扱われるなど、本格的なブレイクも近い。

 
 
 
 
 
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代表歴            

2016年12月にトルコU16でデビューを飾って以降、2000~2001年世代の中心選手として世代別代表に選出され続けているエリートだ。U17欧州選手権やU19欧州選手権といった主要大会でプレーした彼は、2020年9月には19歳でトルコU19でデビュー。2021年5月にはEURO2020に臨むトルコのフル代表にサプライズ選出され、親善試合のアゼルバイジャン戦でトルコのフル代表デビュー、EURO本大会には出場していないがその後のワールドカップ予選にも出場するなどトルコを背負って立つ存在だろう。

移籍の噂           

ベシクタシュJKとは新たに2025年6月末まで延長しており、給与も比例して大幅に上昇するなど同世代のエルシン・デスタノールと共にベシクタシュの未来という扱いだ。今シーズンの終了後にはヨーロッパの主要リーグからの関心を集めることが予想される。ヨーロッパへの夢も語っており、イングランドでプレーすることは憧れであるが、自分に適応できる場所を冷静に見極めるようだ。

 
 
 
 
 
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プレースタイル        

174cmの小柄な左サイドバックであり、果敢な攻撃参加から精度の高いクロスボールを送るだけではなく、自身もフィニッシャーとなれるようなポジショニングを取ることを得意としている。守備面では当然ながらフィジカルの差で為す術もない場面も見られるが、そんなハンディを補うようにして物事を冷静に見渡せる状況判断能力と敏捷性に優れており(彼自身もインタビューにて物理をゲームの理解力で抑えると語っている)、的確なタックルやインターセプトでリスクをシャットアウトするほか、平均パス成功率が85.3%と高い数値を記録しているのもこうした一面によるものだろう。彼が語る左サイドバックに必要な要素は知性・クイックネス・直感力とのことだ。