ラウル・トレンテ

選手紹介
名前 ラウル・トレンテ(Raúl Torrente)
生年月日 2001年9月11日
国籍/出身 スペインエル・ミラドール)
身長 193cm
ポジション CB
所属 グラナダCF

積極的な起用が続けられているグラナダの原石

プレー動画

経歴

■2001-2018年(幼年期~マール・メノール)

スペイン・ムルシア州の基礎自治体(ムニシピオ)であるサン・ハビエル。同自治体でも農業が盛んな集落であるエル・ミラドールにて彼は誕生した。家族は有機栽培にてブロッコリーを生産している農家であり、兄ダビドの影響にて8歳ごろから町のマール・メノールFCにてボールを蹴り始めている。最初はフットサルから始まった彼のキャリアでは、2シーズン連続で得点王になったことがあるなどオフェンシブな選手(ピヴォ)としての姿を見せ、地域を代表するFCカルタヘナに引き抜かれるのは当然の流れであった。15歳のことである。

エフェセ(カルタヘナの下部組織)と契約した彼は、既に成長期を迎えていた長身と体格を活かして左サイドバックでプレーしていたが、カルタヘナでの生活もつかの間に退団。理由としては内向的な性格が彼をホームシックにさせる原因となり、友人の存在が恋しくなったことで再びマール・メノールFCに帰還すると、そこからは彼のストーリーは急激に加速している。

クラブに戻った彼はフベニル(U18/U19)に登録されるも、最初からトップチームで練習する機会を与えられており、復帰後1年目ながら恩師であるパコ・ガルシア氏を驚かせるような急成長ぶりを見せていたという。2018年にはテルセーラ・ディヴィシオン(スペイン4部)でのデビューも飾っており、この頃には現在のセンターバックとしての適性を確立している。

■2018-2022年(グラナダ)

マール・メノールでの成長はスペイン国内を代表するクラブからのオファーを招いていたが、彼は自宅から2時間で向かうことのできるグラナダCFを新天地として選択。休日に家族や友人と会うことができる環境を手にした彼は、カルタヘナの在籍時とは異なる姿を見せ、2020年11月にはセグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)のコルドバCF戦にてレクレアティーボ・グラナダ(リザーブ)でのデビューを飾るなど、2020/21シーズンではリザーブの20試合に出場した。

 

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2021/22シーズンでは本格的にトップチームにも組み込まれているが、リーグ序盤の成績が落ち込んでいたこともありクラブは彼のデビューを急がない方針を決定。そのため出場はリザーブ、トップチームには招集のみといった交互に行き来するスケジュールであった。それでも2021年11月のラ・リーガ(スペイン1部)第12節となるUDレバンテ戦では、試合終了間際にルイス・ミジャが負傷したことで数分間ながらトップデビューを達成している。

それでも順位としては降格圏に近い位置を彷徨っていたことで、彼の起用も慎重に行われると思われていたが、指揮官のロベルト・モレノは大胆にも第15節のアトレティック・クラブ戦にて彼をスタメンに抜擢。同試合は2-2のドローにて終えるも、以降の9試合のうち8試合で彼をフル出場させるなどベテランであるビクトル・ディアスやドミンゴス・ドゥアルテを差し置いてポジションを確立しつつある存在となっている。

代表歴

U16のムルシア州選抜には名を連ねているが、スペインとしての世代別代表には選ばれていない。グラナダに移籍する際にはマール・メノールでの恩師に「U21スペイン代表になるんだよ。」と背中を押されたこともあり、スペイン代表のユニフォームを着用するのは夢だ。

移籍の噂

グラナダとは2024年6月末までの契約にリニューアルしており、現時点では具体的な引き抜きの噂も報じられていない。マール・メノールに戻った際のエピソードにもあるように、彼は家族や友人と離れて過ごすことに不安を抱えているため、移籍先の候補としても同じ移動圏内であればバレンシアCFあたりが選択肢として有力だ。

実家に帰った際には両親の畑仕事を手伝うこともあると語り、それが熾烈な戦いの舞台を忘れさせる息抜きや自身の原点を再確認できる場として役割を持っているようだ。また、両親とは出来る限りサッカーのことは話さないという。とはいえ、20歳となったことや自身のキャリアを考える上では家族や友人から離れて過ごすことは避けられないため、気持ちを新たに挑戦を決断する可能性もあるだろう。

 

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プレースタイル

希少価値の高い左利きのセンターバックであり、193cmの恵まれた体格を武器とした空中戦の強さ、90分を通した安定したパフォーマンスに定評を持っている。アトレティック戦ではイニャキ・ウィリアムスを抑えたことでスピードと俊敏性も評価されるほか、スペイン人らしく足元のスキル(両足ともに)も快適であるため、安定したビルドアップも可能だ。

一方で球際でのプレーやマークの失念など課題が残る部分もあるが、年齢や試合数を考慮すると称賛すべき対象だろう。謙虚な性格であることも明白であるため、学ぶ姿勢を怠らずに経験を積んでいくことでスペインを代表する選手になることも夢ではない。

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