ニコ・ウィリアムズ

選手紹介
名前ニコ・ウィリアムズ(Nico Williams)
生年月日2002年7月12日
国籍/出身スペインパンプローナ)
身長180cm
ポジションWG
所属アトレティック・クルブ

兄との共演を夢見るアトレティックの新たなスピードスター

プレー動画

経歴

■2002-2021年(幼年期~アトレティック)

彼のヒストリーを語る上で重要なのは兄であるイニャキ・ウィリアムズだろう。既にアトレティックのトップチームで確固たる地位を確立している兄とは8歳離れた弟としてスペインのパンプローナに生を受けていた。そんな兄の影響もあり、4~5歳の頃よりサッカーを始めていたが6歳になるまでは真剣にプレーしていなかったという。最初はパンプローナでフットサルを通じてボールを蹴り始め、当時の兄はCDパンプローナでプレーしていたが彼はCAオサスナのアカデミーにて基本的な技術を身につけていた。

2012年、兄のイニャキがアトレティックの下部組織であるレサマに加入することが決まると、弟である彼も当時10歳であったが兄と同様にアトレティックに加入。そこからは恵まれた環境にて才能を伸ばしており、カデテA(U16)では2ヶ月の負傷離脱も重なりながらも15得点を上げるチームのスコアラー的存在感を示していた。フベニル(U17/U18)に昇格後も評価は変わらず、2019/20シーズンの終盤にはクラブのCチーム的役割を与えられているCDバスコニアにおいてテルセーラ・ディヴィシオン(スペイン4部)でのシニアカテゴリデビューも飾っている。

2020/21シーズンはバスコニアで本格的に稼働することが予想されていたが、フベニルAのチームメイトであるニコ・セラーノと共に飛び級にてビルバオ・アトレティック(リザーブ)に昇格することが発表。セグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)の開幕戦からフル出場とアシストを記録すると、第3節のクラブ・ポルトゥガレテ戦ではシニアカテゴリでの初ゴールを記録している。それだけに留まらず、出場した17試合で8得点7アシストを記録中であり、これは兄イニャキが同じくビルバオ・アトレティックで14試合8得点の成績を収めた年齢よりも若い時点で同様の成績を収めている。この活躍によって2020年12月末にはトップチームを率いるガイスカ・ガエターノによって初めてトップチームの招集メンバーに名を連ねるなど、兄との共演に向けて着実に成長を続けている。

代表歴

2020年1月にスペインU18に選出されると、自国のカナリア諸島で開催されたコパ・デル・アトランティコ(U19トーナメント)ではメキシコU18を相手に2得点を決めるなど優勝に貢献している。また、スペインU19にも招集を受けているところだ。

移籍の噂

アトレティックとは2022年6月末までの契約期間と、バイアウト条項として3000万ユーロの契約解除金が設定されている。19歳の誕生日を迎える2021年夏にはアスレティックとの契約をさらに更新することは既定路線であるため、兄と同様にクラブへの忠誠を誓うことだろう。彼の夢はサン・マメス(本拠地)でデビューと兄と一緒にプレーすることだそうだ。

プレースタイル

彼の特徴はイニャキと共通する部分が多く、右利きであり兄の初期キャリアと同じくウィングを本職としている。イニャキが186cmの身長に対して、彼は180cmと物理的な強さは兄が上回るが、負けず劣らずのスピードを彼もまた有しており、両足を遜色ない精度で扱うドリブルではトップスピードからの純粋な突破にて強い個性を示している。モデルケースはキリアン・エムバペだと語っているが、兄の姿も彼の良いお手本となるだろう。

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