名前 | モイセス・カイセド(Moisés Caicedo) |
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生年月日 | 2001年11月2日 |
国籍/出身 | エクアドル(サント・ドミンゴ) |
身長 | 178cm |
ポジション | DMF |
所属 | インデペンディエンテ・デル・バジェ |
大家族を支えるエクアドル屈指のダイヤモンド
プレー動画
経歴
■2001-2020年(幼年期~インデペンディエンテ・デル・バジェ)
首都キトから約133kmに位置するエクアドル北西部のサント・ドミンゴに生まれた彼は、10人兄弟の1人であり従兄弟も合わせると30人以上の大所帯にて育ってきた過去であった。最初はバルセロナSCのフットボールスクールにてフォワードとしてキャリアを始め、12歳までを地元のCDエスポリにて過ごしながら、家族を助けるためにインデペンディエンテ・デル・バジェの入団セレクションに挑んでいたという。セレクションは厳しかったが14歳でインデペンディエンテ・デル・バジェから合格が言い渡されると、大勢の家族をサント・ドミンゴに残しながら首都キトにあるクラブ施設での生活が始まっている。
家族と離れた生活は彼にとって容易ではなく、最初は慣れない土地に涙をすることも多かったが次第に同僚の支えもあって馴染んでいた。加入初年度にはアメリカでのU16トーナメントで印象的な活躍を残しており(ちなみに最初はビザの問題でチームに同行できていなかったエピソードを持つ)、数百人の少年らが出入りする下部組織でも有数の存在となっている。
2019年よりトップチームに参加する機会を得ると、2019年10月に行われたエクアドル・セリエA(エクアドル1部)第27節のLDUキト戦にてデビューを飾っており、シーズン終盤戦での起用ではあったが3試合に出場し、うち2試合ではフル出場で起用されている。2020シーズンではCOVID-19の影響によって一時中断を強いられるも、8月から再開された後もスターティングメンバーに名を連ねておりコパ・リベルタドーレスも含めて本格的なブレイクが期待されるシーズンとなっているところだ。
代表歴
世代的には谷間に位置しており彼自身も飛び級にてエクアドルU20は招集されていたが主要大会での出場には至っていない。しかし、2020年10月の代表ウィークではアルゼンチンとの南米選手権に臨むフル代表に選出されており、そのアルゼンチン代表との試合ではデビューも飾っている。
移籍の噂
既に2020年夏の移籍市場では名前が挙がるような存在であり、2024年12月末までの長期契約を交わしているが数年後でのヨーロッパ進出も既定路線となっている。
プレースタイル
インテリジェンスの高さとポジションニングの適切さが評価されている中盤のプレーヤーであり、守備的な役割を中心としながら中盤の底でバランスを取ることを得意としている。状況判断能力に優れているため効果的なパスによる流れの構築やスペースがあれば果敢にボールを運ぶドリブル技術といったミッドフィールダーとしてはオールマイティな性能を有している。フィジカル面では178cmと心もとないが、第六感によって1試合平均4回のインターセプトを記録するなど印象的な姿を見せた。