モハメド・サリス

選手紹介
名前モハメド・サリス(Mohammed Salisu)
生年月日1999年4月17日
国籍/出身ガーナアクラ)
身長191cm
ポジションCB
所属レアル・バジャドリード

ラ・リーガでサプライズとなっているバジャドリードの大器

プレー動画          

経歴             

■1999-2019年(幼年期~バジャドリード)

ガーナの首都アクラに生まれた彼は、Kumasi Corners Babies Football Clubと呼ばれるガーナのユースクラブにてキャリアを始めている。その後、2017年3月に設立されたばかりとなるアフリカン・タレント・フットボール・アカデミーの1期生として入団。クラブのディレクターを務めるフラン・カスタノ氏を始め、スペインとポルトガルのコネクションを持ったクラブにて約7ヶ月間を過ごすと、アカデミーで最初にヨーロッパクラブとの契約を締結した選手としてスペインのレアル・バジャドリードと契約を交わすこととなった。

バジャドリードではセグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)に所属するリザーブチームに登録され、コルーショFC戦にてシニアデビューを飾っている。その後は、センターバックの一角としてチームの要となり、2018年7月からはトップチームにも登録されていたが、ラ・リーガ(スペイン1部)での出場機会は得られず1年半はリザーブチームをメインに経験を積んでいた。そんな彼は2019年1月にコパ・デル・レイ(カップ戦)のベスト16ラウンドとなるヘタフェCF戦でトップデビューを飾っている。

彼の転機となったのは2019/2020年シーズン。フェルナンド・カレロがRCDエスパニョールに移籍したことで守備陣に大きな不安を抱えていたクラブにおいて、ラ・リーガの開幕節となるレアル・ベティス戦で開幕スタメンに抜擢されると、見事にチームの勝利に貢献し、スペイン紙「MARCA」が選出する開幕ベストイレブンに選出されるなどカレロの穴を埋めた存在として飛躍を遂げている。ここまでのリーグ戦では全試合に出場し、アトレティコ・マドリードとの試合を含む5試合でのクリーンシートに貢献した。

代表歴            

ガーナでの代表歴は不明だ。スペインでの活躍からガーナのフル代表に招集されることは時間の問題となっているが、当面はクラブでのプレーに専念すべきとも言える。

移籍の噂           

わずか13ヶ月間でバジャドリードとの3度の契約更新をした彼は、現時点で2022年6月末までの契約を残している。彼の契約解除金が1200万ユーロ程度であることから、マンチェスター・ユナイテッドやセビージャなどの多くのクラブが関心を寄せており、冬の移籍市場での引き抜きも十分に考えられるだろう。しかし、バジャドリードはいかなる手段を用いてでも退団を阻止するはずだ。

シーズン移籍先移籍金
2020-21サウサンプトン1200万ユーロ

プレースタイル        

191cmのフィジカルが魅力的な左利きのセンターバックであり、優れた身体能力による空中戦および対人戦での強さや、スピードとテクニックも非凡なものを持っているなど争奪戦が繰り広げられるのもうなずける。ガーナのみならず、アフリカで最高峰のセンターバックになることも不可能ではない、そう感じさせる存在だ。

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