名前 | マクシミリアーノ・ロメロ(Maximiliano Romero) |
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生年月日 | 1999年1月9日 |
国籍/出身 | アルゼンチン(モレノ) |
身長 | 179cm |
ポジション | CF |
所属 | PSV |
負傷に嘆くが子供のためにも復活が求められる神童
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経歴
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス州の西に位置する町のモレノにて彼は誕生をしている。6歳となる2005年からCAベレス・サルスフィエルドのアカデミーに加入をしている彼は幼少の頃から特出した存在であった。2014-2015年シーズンの第2節のクルセロとの試合でトップチームへと招集を受けるなどデビューに期待が高まると、プロデビュー前となる当時16歳の彼に対してアーセナルが猛アプローチ。テレグラフなどの複数のメディアが報じたところによると約600万ユーロの移籍金で合意間近とまでに話が進んでいたとされている。しかし、膝の靭帯を損傷したことから移籍は破断。復帰後に再びアーセナルからの関心は報じられているが、結果的に具体的な話までには至らなかった。
膝の靭帯損傷により移籍が破断となった彼だが、2015-2016年には復活を果たす。開幕戦となるCAサルミエントとの試合でデビューを飾ると、第2節のオリンポとの試合ではわずか17分の出場ながら決勝ゴールを決め勝利に貢献。17歳ながら同シーズンを11試合に出場し3得点の成績を収めている。2016-2017年に入ると、より多くの出場機会を出場機会が与えられることになり、19試合で2得点1アシストの記録を残した。
2017-2018年は開幕から好調であり、開幕から2試合で4得点を記録するなど10試合4得点の成績を収める。そんな神童とも言える彼に対しては多くのクラブが我先にと争奪戦を繰り広げており、結果的には2017年12月21日にオランダのPSVアイントホーフェンとの5年契約を交わした。その時の移籍金は約1050万ユーロであり、PSVの彼に対する期待度が伺える。2017-2018年シーズンの冬からの加入であったが、またしても負傷をしてしまい同シーズンではPSVでのトップチームデビューを果たしていない。ただ、彼にとって良いニュースもあり、2018年3月にはパートナーとの間に新たな生命を授かっている。
こうして迎えることになる2018-2019年シーズン、昨シーズンにマルコ・ファン・ヒンケルが着用していた背番号「10」を与えられ、ようやくエールディヴィジ開幕戦のFCユトレヒトとの試合でオランダデビューを飾っている。しかしながら、その後は負傷もありU-21での調整が入るような現状となっている。怪我が悔やまれる選手ではあるが、ポテンシャルは随一であるため復活は時間の問題だろう。このまま埋もれてしまうには惜しい逸材だ。
代表歴
世代別代表の記録は残っていない。
移籍の噂
PSVとの契約は2023年夏までとなっており、クラブも彼に対しては大きな期待を持っているものの、前述の通り怪我が目立つため調整が必要な可能性もある。現在のPSVはルーク・デ・ヨング、ベルフワイン、ロサノの3トップが不動なものであり、ライバルとなるルーク・デ・ヨングはキャプテンのため彼の出場機会が限られるのも否めない。また同世代のマレンも評価を高めてきていることからも雲行きが怪しくなっている…。
プレースタイル
かつてはメッシ2世とも言われている彼だが、プレースタイルは異なる。179cmとアルゼンチン人ストライカー特有の大きくはない身長だが、ガッシリとした体型であるためフィジカルは強い。度重なる怪我によりスピードは衰えることが想定されるものの、巧みなボールコントロールによりゴールの量産は可能だろう。セルヒオ・アグエロやカルロス・テベスに近い存在と言われている。